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哲学専攻
専門領域

現在の哲学専攻のスタッフの専門領域は、西洋哲学は、古代・中世哲学、近世・近代哲学、現代哲学・科学哲学、また東洋哲学は、中国古代・近世哲学、日本思想と多岐にわたっています。哲学の歴史に沿って、それぞれの専門領域を、以下に概説します。

西洋哲学

古代ギリシア哲学

哲学は、古代ギリシアに始まります。ソクラテス、プラトン、アリストテレスなどの哲学者は、その後の西洋哲学に大きな影響を及ぼしました。ギリシア語原典や文献の海にわけいり、研究者たちが日夜研鑽を積んでいます。

中世哲学

紀元後4世紀から一千年にわたる西洋文化を支えたのは、キリスト教の思想でした。この中世という長い時代に、近世以降の思想の基盤がつちかわれたとも言えます。中世の哲学は、古代ギリシア思想に続く、とても重要な思想です。ラテン語をはじめとする膨大な原典が、ひもとかれるのを待っています。

近世哲学

17世紀のデカルトから、近世哲学は始まります。自然科学が飛躍的に発達した時代を背景に、「人間とはなにか」、「自然とはなにか」が哲学の中心課題でした。この時代が、現代哲学の方向を決定したといっても過言ではありません。イギリス経験主義(ロック、バークリー、ヒューム)や大陸合理主義(スピノザ、ライプニッツ)の研究も、豊富な文献を使って、さかんに行われています。

近代哲学

18~19世紀の哲学は、知識、倫理、歴史の問題をさらに掘りさげて探究しました。ルソー、カント、ヘーゲル、ショーペンハウアーなど、今日、科学や歴史を考えるうえで、きわめて重要な哲学者たちを輩出しました。フランス語やドイツ語、英語などの文献を駆使して、研究が続けられています。

現代哲学

<ドイツ哲学>
ニーチェ、フッサール、ハイデガー、アドルノ、ベンヤミンなど、19世紀から20世紀にかけて、ドイツ語圏では、さまざまな哲学者たちが登場し、それまでの伝統と対決しました。これらの比較的新しい哲学者についても、多くの文献を渉猟しながら、専門研究が行われています。

<フランス哲学>
ベルクソン、サルトル、メルロ=ポンティ、さらにはドゥルーズ、デリダ、レヴィナスなど--実存主義、構造主義、ポスト構造主義といった、フランス現代思想の研究もさかんに行われています。

<分析哲学>
フレーゲ、ラッセルが記号論理学をつくったことにより、この分野ができました。ウィトゲンシュタイン、クワイン、デイヴィドソン、クリプキなど、そうそうたるメンバーが、この分野に名を連ねています。こうした言語分析を中心にすえた哲学の研究も、哲学専攻では活発に行われています。

科学哲学・科学史

哲学は、同時代の科学と密接に関連して展開してきました。そのため、哲学の重要な一分野として、科学哲学・科学史があります。
科学の方法、歴史、意味、またさまざまな科学相互の関係といった、科学の基礎を問いなおす学問です。クーン、ファイヤアーベントなど、じつに興味深い哲学者たちがいます。哲学専攻では、この分野の研究もさかんに行われ、広い範囲にわたる文献をそなえています。

東洋哲学

中国哲学

<中国古代哲学>
中国古代の諸子百家の時代には、儒家、墨家、道家など、さまざまな思想が生まれました。漢代になると、経書(儒家の基本図書)が定められ、その研究をする経学という概念ができました。経学自体も時代の変遷とともに変化し、漢唐訓詁の学あるいは、総括して漢学とも呼ばれます。この分野の研究を対象にします。

<中国近世哲学>
宋の時代になると、古代・中世の社会から大きく変わり、経学も新しく解釈しなおす要求が生じました。そのような流れを集大成したのが朱子で、その学問を朱子学といいます。さらに、これを批判したのが明代の王陽明です。しかし、王陽明も、またその後の清朝の考証学者も、朱子学を肯定するにしろ、批判するにしろ、宋学の影響下にありました。この、一般に宋学といわれる分野を研究しています。

日本思想

日本思想の大きな底流は、儒学と仏教です。外来思想である儒教と仏教が、日本でどのように受容され、展開されたかを学ぶことが、大きなテーマとなります。
また、日本思想の独自性を、日本史や日本文学、民俗学、宗教史などの視点から探っていくのも、興味深いテーマになるでしょう。さらに近現代のすぐれた日本の哲学者や思想史家の著作も研究対象となります。哲学専攻の書庫は、これらを学ぶのに必要な多くの書物をそなえています。