文学部

専攻・プログラム紹介

国文学専攻 不変の美と輝きを放つ国文学をあらゆる領域から学ぶ。
専攻の特徴 日本文化への深い洞察と教養、国文学の専門的な知識を身に付けることができる。
物事・言葉に対する情報収集能力、そして分析力を養うことができる。
コンピュータを用いた情報処理技術等を身に付けることができる。
学びのキーワード 日本文学(上代文学~近現代文学)、国語学、漢文学、日本語教育
卒業論文のテーマ例 『万葉集』の行幸について/源氏物語における死/『信長公記』について/江戸の広告と戯作者/唐十郎論/庵野秀明『新世紀エヴァンゲリオン』論/川端康成『抒情歌』論/芥川龍之介の芸術観について/現代語「やばい」に関する意味的研究/平安時代における怨霊(御霊)信仰
英語文学文化専攻 英語で理解し表現する力を着実に身に付け、英米文学と文化、英語学の知識を深める。
専攻の特徴 英語圏の大学で学ぶことができる英語力を身に付けることができる。
英米の文化と文学への理解を深めることができる。
「言葉としての英語」を分析し、人間の言語知識・習得・使用を明らかにする。
学びのキーワード イギリス文学、アメリカ文学、イギリス文化、アメリカ文化、英語学、第二言語習得
卒業論文のテーマ例 『リア王』論─リアの自己認識の変化/ピクチャレスクの視点から読むワーズワス/『メアリ・ポピンズ』論/誰が見張りを見張るのか?─『ウォッチメン』が示すヒーローの限界/ 1960 年代アメリカ社会が生んだ『俺たちに明日はない 』/アリス・ウォーカー『カラー・パープル』について─セリーの自我確立/日本人と英語母語話者の依頼表現の違いについて/2016年における「かわいい」とは何か/The Acquisition of Dative Alternation in English by Japanese Learners of English
ドイツ語文学文化専攻 言語、文学、歴史、演劇、美術・・・ドイツ語圏の文化と社会を語学とともに学ぶ。
専攻の特徴 ドイツ語圏の文化や歴史、社会に関する知識を身に付けることができる。
十分な語学力を身に付けるとともに、異文化を理解する能力を養うことができる。
ドイツ語圏の文化・歴史・社会を日本と比較しながら考察することによって、複眼的でバランスの取れた考え方を身に付けることができる。
学ぶのキーワード ドイツ語圏の文学、文化学、言語学、歴史学、日独文化交流論
卒業論文のテーマ例 グリム童話における文体の変遷−浮き彫り付与、時制、指示からみる−/言い争いの会話と仲直りの会話の言語的特徴−『点子ちゃんとアントン』を分析対象として−/『ニーベルンゲンの歌』人物考察を通じて考える物語のメッセージ性/グレートヒェンの3つの歌が『ファウスト』に与える影響と効果について/ゲーテ『親和力』における自然と自由意志/ケストナー作品における登場人物の家庭外での相互理解関係/カフカ『変身』の舞台版から見る家族の変化/「社会派映画」と「ヒューマンドラマ映画」という観点からの『善き人のためのソナタ』の監視国家批判/ドイツにおける脱原発政策への転換/ナチ時代における抵抗運動「白バラ」について/河合浩蔵の建築とドイツ建築
フランス語文学文化専攻 言葉からはじめてフランスの魅力をさまざまに研究する。
専攻の特徴 フランス語力を各自の関心と目的に応じて養うことができる。
フランスの文学と美術史の専門分野を深く学ぶことができる。
映画・服飾・料理等、フランスの多彩な文化に触れることができる。
学びのキーワード フランス語、フランス文学、フランス文化、フランス美術
卒業論文のテーマ例 L 'étude des marqueurs distinctifs dans les manuels élémentaires ⁄ フランス英語教育の展望/メーテルランク『青い鳥』について/ファム・ファタルの死─『マノン・レスコー』『椿姫』の場合─/『モデラート・カンタービレ』研究─小説と映画の比較を通して─/『シェルブールの雨傘』に見る1960 年代の女性像/一秒四文字に隠された字幕翻訳者の苦悩/ココ・シャネルのスイス/ chou à la crème がシュークリームになるまで/ドガとロートレックの娼婦像について/明治期日本のレンガ建築と西洋/エッフェル塔がパリの象徴になるまで/写真は芸術たりうるか
中国言語文化専攻 自分なりの形で中国を知り、使える中国語を学ぶ。
専攻の特徴 それぞれの興味・関心に応じて中国古今の諸事情に関する幅広い知識を身に付けることができる。
中国語の実践的な運用能力を身に付けることができる。
中国に関する様々な情報を適切に分析する能力を身に付けることができる。
学びのキーワード 現代中国語、現代中国事情、中国古典文学、中国現代文学、日中比較文化、華語文化
卒業論文のテーマ例 陶淵明研究/『三国志演義』について/庭園から見る中国と日本の美意識の違い/北京を舞台とするイタリアオペラ『トゥーランドット』の変遷/巴金の『家』における女性像/天安門事件にみる現代中国の問題/中国語圏におけるライトノベル/訪日中国人観光客の変遷と対応に関する考察/現代中国語における外来語の規範化/日中両語からみた「結果可能表現」について
日本史学専攻 過去の日本に起きた出来事を解明し、日本の将来を見据える。
専攻の特徴 日本の歴史に関する深い知識を身に付けることができる。
様々な事柄に対する高い情報収集力・分析力を養うことができる。
現代社会の諸問題の根源を理解することで、将来の日本や国際社会の方向性を見通す力を養うことができる。
学びのキーワード 日本史学(古代~近現代)、考古学、古文書学、政治・法制史、日本家族史、明治維新史
卒業論文のテーマ例 縄文中期の顔面装飾付土器について/古代便所遺構出土の籌木・木簡の検討/藤原仲麻呂の政治基盤について/平安時代における浄土教の展開について/治承・寿永の内乱期における女院の役割について/都市法に見る中世都市鎌倉の実像/戦国期畿内における根来寺の在地支配と民衆/近世相模国における相給村の治水の研究/幕末佐賀藩の近代洋式術の導入/自由民権運動期の新聞小説の役割と影響について/日露戦争期から韓国併合までの日韓外交/太平洋戦争期の多摩地域
東洋史学専攻 現代社会の成り立ちを、アジアから、歴史から考える。
専攻の特徴 アジアの「これまで」を見極めるスキルを、現代社会の「これから」を創る力にすることができる。
「歴史とは何か」を徹底的に考え、歴史的思考力を鍛えることができる。
語学教育を重視。英語はもちろん、アジアの諸言語も身に付けることができる。
学びのキーワード 東洋史学(古代~近代史)、アジア史、イスラーム史、アフリカ史、アラビア語、サンスクリット語
卒業論文のテーマ例 後ウマイヤ朝期コルドバの裁判官カーディー・アル・ジャマーアの権限/同職組合の視点からみる前近代イスタンブルにおける芸能活動/ルーム・セルジューク朝領内におけるビザンツ出身貴族について/ティムール朝の文化の一考察/ロシア帝国による中央アジア統治政策とムスリム社会―ジャディードを中心に―/シンガポールの交易・発展について―主に19世紀の海峡植民地を中心に―/蟲毒と陰陽―蛇信仰の視点から―/「庶民派英雄」張飛の誕生/蔡元培の教育思想と活動について/戦後日本における中国人キャラクター像の変遷
西洋史学専攻 歴史上の出来事を多様な視点から学び、自分自身の歴史観を見つけ出す。
専攻の特徴 ヨーロッパを中心に、アメリカや古代メソポタミアの歴史を研究し、異文化への理解を深めることができる。
問題を発見し、史料を集め、答えを導く力を養うことができる。
外国語の史料を読解するために必要な高度な語学力を養うことができる。
学びのキーワード 西洋史学(古代~現代史)、オリエント史、教会史、ジェンダー史、軍事史、科学史
卒業論文のテーマ例 古代オリエント世界における王権と動物の関係性について/古典期アテナイのディオニュソス祭儀/中世前半における聖俗秩序のあり方/初期フランドル絵画における聖人と寄進者/西洋近世史研究における王権表象論/ 18 世紀ドイツの劇作品から見る女性像/「大陸封鎖」の経済史的影響/ 1848 年のドイツ革命は「挫折したブルジョア革命」か/黒人ラジオ局の展開/アフリカ文学作品から見るアパルトヘイト期における南アフリカの姿/ユーゴスラヴィア内戦時における政治とサッカーの関係/ベトナム戦争期アメリカ合衆国における反戦運動
哲学専攻 世界の謎に正面から立ちむかい、新たなパラダイムを創り出す。
専攻の特徴 東洋や西洋の思想に関する知識、および語学について学ぶことができる。
東西の先人の思想を解釈することで、思索力を養うことができる。
物事を根本的に考える習慣を身に付けることで、直面した問題に対応できる力を身に付けることができる。
学びのキーワード 西洋哲学(古代~現代)、中国哲学、日本思想、倫理思想、科学哲学
卒業論文のテーマ例 本居宣長における死―山室山の墓所を取り巻く問題について/木村敏の離人症論・分裂病論からみる自己論についての一考察/ニーチェ的観点からの同情批判について/『理性の時代の歴史哲学』~理念と啓蒙の連関を主として~/動物権利運動に対する徳倫理学的な基礎づけに関する考察/『純粋理性批判』における図式論についての考察/音楽と生―ショーペンハウアー芸術論を手がかりに/自由民主主義体制における人間精神のありかた―「無構造」の日本思想を例にして/自殺と哲学的に向き合う―カントとエピクロスから見た" 自殺" とは/ライプニッツ哲学における神と世界の様相について―必然と偶然の両義性をさぐる/分析哲学的認識論に対するスティッチの批判について―規範的認識論の多様な可能性/ベルクソンの持続と言語―言語批判の先に見えるもの/人間の本性についての一考察―「天・性・人」の観点から/性善からなぜ悪事が生まれるのか/グレートマザーとヘルマン・ヘッセ 『デミアン』と『荒野のおおかみ』を中心にして
社会学専攻 社会を〈Global〉・〈Clinical〉・〈Visionary〉に観察する,社会構想者の卵を求む
専攻の特徴 社会学専攻は,現代社会を〈Global〉グローバルに思考しつつも,〈Clinical〉微細に臨床的に観察し,〈Visionary〉未来を見通す知を養い,他者とともに,この先の社会を構想し,築いていく実践者が成長していく場です。国内外で実際に社会調査する実力を養成し,社会を理論的に考察するトレーニングに力を入れており,ビジネス・行政・マスコミ・研究職・NPOなど幅広い分野に卒業生を送り出し続けています。
学びのキーワード 社会調査,社会構想,家族社会学,地域社会学,理論社会学,歴史社会学,臨床社会学,グローバル社会学
卒業論文のテーマ例 言語学習におけるポップカルチャーの消費――フィリピン大学ディリマン校の日本語学習者へのインタビューを基に / 日本における人レンタルサービスの増加から見る人間関係の変化 / 新聞報道から見る戦前・戦中日本の寄付の語られ方
社会情報学専攻 メディアや情報が鍵を握る現代社会で、主体的に活躍する力を身に付ける。
専攻の特徴 メディア・コミュニケーションやメディア文化を、理論と実践を通じて学ぶことができる。
社会調査法やプログラミング、データ分析等、情報化社会を読み解く手法を学ぶことができる。
図書館情報学や情報システムに関連する知識を学び、技術を身に付けることができる。
学びのキーワード メディア・コミュニケーション、メディア文化、ジャーナリズム、社会心理学、社会調査、プログラミング、図書館情報学
卒業論文のテーマ例 なぜ思い出は美化されるのか/大学生の職業選択の規定要因〜結婚観と性役割意識から〜/ネット右翼と非リア充―2015杉並区松山市調査から―/動画投稿サイトのコメント欄に寄せられるコメントの分析/Webマガジンを対象とした論点抽出の自動化に関する研究/BGMが精神的疲労に及ぼす効果/SFアニメに見る「男らしさ」〜ジェンダー論的視座からの考察と提言〜/女子大生における化粧の効用―化粧は人生を変えうるか―/自撮りする女子たち―SNSにおける承認欲求の実態―/女児向けおとぎ話絵本における女性の描かれ方と女性像/カラスはなぜ嫌われるのか/日本のデジタル・アーカイブにおけるメタデータの現状と展望―絵図を対象に―
教育学専攻 人の可能性を広げる力は、自分の可能性も広げる力。
専攻の特徴 教育に関する思想・歴史・制度・実践等について理解する力を養うことができる。
生涯学習の考え方や制度について学ぶことで、教育・文化活動を実践する力を養うことができる。
教育について問題意識を持ち、探究する力を養うことができる。
学びのキーワード 教育史、教育哲学、教育方法学、教育社会学、教育制度学、キャリア教育論、多文化教育学
卒業論文のテーマ例 自然災害と学校危機管理―宮城県石巻市立大川小学校の考察/子育て支援施設における乳幼児親子支援の重要性―育児不安の解消に向けて/家庭環境問題に対するスクールソーシャルワーカーの介入について/中学校国語科教育における「論理的思考」の指導/反差別教育の実践から学ぶ―人権教育としてのアイヌ学習の意義と可能性/多民族国家インドネシアにおける国民統合と歴史教育/教師の指導力不安と授業スキルの向上―TOSSの事例から考える/LGBT当事者のセクシャリティ受容とカミングアウト―聞き取り調査等から考える支援のあり方をめぐって/2000年代以降の新聞報道における体罰言説の再構成/廃校後における学校施設活用の現状分析―「廃校リニューアル50選」の事例を中心に/ハンナ・アーレントから分析する服従の構造/教育におけるミメーシス―Ch. ヴルフのミメーシス概念に着目して
心理学専攻 自由な雰囲気の研究室で、人の心の動きを理論と実証の双方から追う。
専攻の特徴 人の活動や心の動きに関する問題的を見つけ出す力を養うことができる。
心理学の理論に関する専門知識を身に付けることができる。
研究に関するデータの処理技術を身に付けることができる。
学びのキーワード 臨床心理学、カウンセリング、認知心理学、知覚・学習心理学、神経心理学、発達心理学、犯罪心理学
卒業論文のテーマ例 非共感覚者における共感覚性の検討/第二言語の分節化におけるシャドーイングの効果/白色文字と有彩背景色の組み合わせにおける視認性/自閉症スペクトラム障害(ASD)における感覚過敏・鈍磨さへの理解と教育現場への応用/高次脳機能障害者の家族支援について/「 聴覚障がい者におけるノンバーバルな情報に対する認知特性の検討」/自伝的記憶の感情制御機能/大学生の友人関係における対人ストレスとその対処法/発達障害児における怒り感情の顔面表情表出に関する研究/乳児のポップアウト要素における試行間促進効果の検討/邦楽の職業演奏家を目指す者の学生時代の進路発達の研究
学びのパスポートプログラム 学問領域を横断しながら自ら学びをデザインし、人や社会を読み解く。
プログラムの特徴 全専攻の学問領域を横断的に学び、多様なものの見方や考え方を身につける。
社会文化系かスポーツ文化系のどちらかに所属し、自分の関心に基づいたオリジナル・カリキュラムを作成し、学びをデザインする。
多様な価値に気づき、社会のどの分野でも通用する総合的な知を養う。
学びのキーワード 舞台芸術、世界遺産、ミュージアム、国際関係、ダイバーシティ、心の健康、言語、身体の知、比較文学、アーカイブズ、多摩地域、認知科学、スポーツ文化、スポーツ指導、アウトドア 等