学部・大学院・専門職大学院

先輩からのメッセージ

財津 遥
フランス語文学文化専攻/美術史美術館コース4年
桜修館中等教育学校卒業

美術史美術館コースでは、客観的で専門的な作品観察と作品記述の訓練を受けることができます。この演習では、作品をよく観察し言語化する能力を身につけることができ、ここでの学びが3年生から始まるゼミでの研究、ひいては卒業論文の執筆に大きく関わっていきます。
大学での学びを経て高校生の時に見た作品を美術館で見た際は、以前とはまるで違う印象を受けました。作品を深く観察してそこから思考を深められるようになった自分にとても大きな成長を感じています。
所属している阿部先生のゼミでは、座学ではなく、グループワークが中心となっています。美術史や美術館について深い学びを得るだけでなく、生徒が主役となってグループワークからプレゼンテーションやディスカッションに慣れていくことを目標としています。
1年間同じメンバーでグループワークを重ねるため、自然とコミュニケーション能力も高まりました。初めは慣れないこともありましたが、当時は先輩が議論をリードしてくれました。4年生となった今、今度は私がその役割を担っています。1年間粘り強く取り組んだ経験があるからこそ、後輩たちの悩みにも寄り添い、具体的なアドバイスができるようになったと実感しています。
また、ゼミでの学びと並行して、展示そのものに興味を持って美術館に積極的に足を運ぶようになりました。以前は作品の好みに偏りがありましたが、今は「美術館に行くこと」自体が目的となったことで、知っている作品の幅が大きく広がりました。その過程で、美術史や美術館についての知識も自然と深まっていったと感じています。
さらに、このコースに所属する仲間たちは皆、美術への熱い想いを持っています。自然と美術館へ一緒に行く友人が増えたことも、私にとって大きな財産です。自分とは違う視点を持つ友人と意見を交わすことで、一人では気づけなかった発見があり、学びがより一層深まっています。

財津 遥

多摩美術大学の学生展示で

奥山莉子
フランス語文学文化専攻/語学文学文化コース3年
國學院大學久我山高等学校卒業

語学文学文化コースでは、その名の通りフランス語、フランス文学、フランス文化について学修することができます。「フランス語を喋れるようになりたいし、フランスならではのおしゃれで素敵な食文化を知りたい!」の一心で入学した私にとって、とてもぴったりなコースだと実感しています。
1年生の間にフランス語の基礎を徹底的に学んだうえで2年生から本コースに進み関心のある専門分野について自由に講義を取ることができるので、幅の広がったより深い学修に繋がりました。本コースに加えて英語とフランス語の教職課程も履修していても無理なく楽しく学修できています。印象的だと感じる点は、教授の方々がワイン、チーズ、レストランやファッション等の回は特に活き活きと細かく講義をしてくださるところです。フランスが身近に感じられ、実生活においてもついつい講義に出てきたものを探してしまうほどです。
現在私が所属する斉木先生のゼミでは、食を手掛かりに19世紀後半のフランス小説を研究しています。今年はモーパッサンの『首飾り』からポトフ、マス、ライチョウ、『マドモワゼル・ペルル』からガレット・デ・ロワが手掛かりとなります。食という観点から登場人物の社会的立場や人間関係、小説全体に与える効果や役割について分析をすることで、小説の新たな側面を発見できる奥深さやフランスという国がどれほど食へのこだわりを持っているかを感じられ、毎回やりがいを持って参加しています。
個人的な活動としては、食の中でも特に興味のあるフランスのショコラ文化の研究に力を入れています。昨年はショコラをメインとするパリ旅行をしたり、毎年開かれる日本のサロン・デュ・ショコラに加えて今年は本場パリのサロン・デュ・ショコラを訪れたりします。それだけではなく、私の最もお気に入りであるパリの老舗チョコレート専門店のラ・メゾン・デュ・ショコラでアルバイト店員として働く経験をするなど、職人たちが一粒一粒に発見や情熱を込めるショコラの魅力について、買う側・売る側両方の目線を持って積極的に研究しています。
このように、自分の興味・関心のある分野について楽しく欲張りに学修できる環境にとても満足しています。