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よくいただくご質問

大学で学ぶ日本史はどういう勉強をするのですか?
日本史を考える力を養う訓練を行います。たとえば、過去に起こった出来事の歴史的意義を考える、歴史の流れから社会の方向性を考える、新たな史実を見出すために史料を読解して考えるなどです。さまざまな視点から日本史を考えることによって、視野を広げながら深い洞察力を養っていきます。
日本史を考える力を養ってどのような成長ができますか?
たとえば、歴史の流れから社会の方向性を考える力が身につくと、自分の将来を社会の行く末と合わせながら見通す目を持てるようになります。また、新たな史実を見出すために史料を読解して考える訓練は、データや情報を的確に分析して客観的な結論を導き出す能力を高めることにつながります。単なる物知りになるわけではないのです。
日本史の勉強は暗記だという印象があるのですが?
知識の習得はどんな勉強でも必要です。数学や物理でも、基本的な定理や法則は覚えておく必要がありますね。日本史に限らず、歴史学は過去の出来事を対象としていますので、考えるための材料となる知識は膨大に必要となるわけです。受験のためにやっている勉強は大学で学ぶうえでの準備であり、知識が豊富なほど大学で自分の力を伸ばせるのだと受け止めてください。
中大の日本史学専攻では考古学も学べるのですか?
そのとおりです。考古学は地中に眠っている遺跡や遺物を材料に歴史を考える学問であり、実は時代を問わずに歴史の解明ができる方法です。近年、文献史料から明らかになる史実と考古学を合わせて研究することが珍しくないので、日本史を対象として考古学の方法も学べるように、日本史学専攻に考古学の先生が所属しています。
日本史学専攻はどんな雰囲気のところですか?
日本史学専攻は学生の人数が多いのですが、クラスやゼミといった少人数教育の場を設けており、それらを通じて学生間あるいは先生と学生とのつながりが深まります。先生方は学生の自主性を重んじながら親身な指導を行い、自立した大人としての自覚を促すようにしています。学生は良い友人に巡り会い、お互いに切磋琢磨し、自分の将来に向かって歩んでいます。
卒業後の進路はどうですか?
幅広い分野で活躍しています。詳しくは「専攻案内」の「学びの特徴」にある「4年間のその後」をご覧ください。大学での日本史の勉強が決して狭いものではないこと、どんな分野でもやっていけることを表していると言えましょう。また、大学院に進学してさらに日本史の研究を深める道を選んだ先輩たちもいます。大学院教育も充実していますので、そちらのページものぞいてみてください。