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社会情報学「メディア・コミュニケーション学」(『2018年度文学部ガイドブック』より) 松田 美佐 教授

文学部教授 松田 美佐
コミュニケーション/メディア論とジェンダー論が専門。特にメディアが新たに社会に普及する過程における人間や社会との関わりを研究中。

「当たり前」に使っているメディアを見直すことでコミュニケーションのあり方を考えます

授業のテーマ 「身近なメディア・コミュニケーションを考察します」

日常生活で当たり前の存在となっているメディアを用いたコミュニケーションについて、受講者それぞれにとっての「当たり前」を問い直しながら、分析するための理論を紹介します。はじめに、実証的なデータでメディア・コミュニケーションの現状をとらえ、講義全体で用いる理論枠組みを紹介した上で、うわさ・口コミ、新聞、写真、映画、ラジオ、電話、テレビ、ケータイ、インターネット、スマホと個別のメディアに焦点をあて、「社会」や「人間」と常に関連づけながら「メディア」を考えていきます。

授業の進め方 「大人数でも個人の疑問や質問を大事にします」

例年履修者が100名以上いるため、講義形式で進めます。ですが、メディアの「違い」について、授業形式からも実践的に考えてもらおうと、映像資料やスライドでの講義が中心となる回を何度か入れています。また、毎回リアクションペーパーに講義に対する質問や考えたことを書いてもらい、それぞれにコメントを返すと同時に、次の回の冒頭で補足説明をおこない、理解を深めることができるようにしています。

身につく力 「多様なものの見方ができることをめざします」

「将来のメディア・コミュニケーションはどうなるの?」という問いに対して、単なる願望や予想ではなく、さまざまな可能性を実証的・理論的に考えたうえで答えが出せる力を身につけます。さらに、同じ社会現象が捉え方や立場によって異なる形で理解・解釈できることを知り、多様なものの見方ができるようになることを目標としています。インターネットのある社会は自分の興味関心を追究することに便利な社会です。そんな社会だからこそ、人や情報との「偶然の出会い」の大切さ、自分が「選ばないこと」の大切さに目を向けてほしいと思っています。