国文学専攻

2023年度中央大学国文学会講演会(文学部教授 中川照将) (終了)

2023年10月25日

 

新任の先生には着任年度に講師をお願いしていますが、
中川先生の着任された2020年度から新型ウイルスが流行、
延期されていた講演会がようやく実現し、100名以上の
来場者を迎えて、好評のうちに終了しました。
ご希望の方には、会場で配布したレジュメをお分けしています。
文学部国文学研究室までお声がけください。

  *   *   *

2023年度中央大学国文学会 講演会を次の通り開催致します。

『源氏物語』ゆかりの古跡を歩く
  講師: 中川 照将 先生 (中央大学文学部教授)

  日時: 2023年10月25日(水) 4限(15:10~16:50)
  場所: 中央大学多摩キャンパス
     Forest Gateway Chuo 3Fホール(確定)

 ※ 参加費・事前申込は不要です。
   お誘い合わせの上 ご来場ください。

[講演概要]
京都の文学ガイドブックには、『源氏物語』ゆかりのさまざまな古跡に関する解説が載せられています。
その解説を手にしながら実際に古跡をめぐっていると、それらの中には、現代人のわたしたちにとっては、
にわかには信じがたいものが混じっていることに気づきます。
今回は、『源氏物語』において、物の怪に殺された人物として有名な夕顔の「墓」を中心に、いかにも
いかがわしい『源氏物語』ゆかりの古跡とその歴史について考えてみたいと思います。

[講師プロフィール]
1972年 福井県生まれ。
1997年 福井大学大学院教育学研究科修士課程修了。
2000年 大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)
皇學館大学文学部教授を経て、現在、中央大学文学部教授。

[主要著書・論文]
『テーマで読む源氏物語論4 紫上系と玉鬘系―成立論のゆくえ』(勉誠出版 2010年)
『『源氏物語』という幻想』(勉誠出版 2014年)
『源氏物語』の巻々はどのような順番で作られたか?(『古典文学の常識を疑う』勉誠出版 2017年)
『源氏物語』の落葉宮はどの「小野」に移り住んだか―岩戸落葉神社と三つの「小野」
  (「紀要(言語・文学・文化)」129号(中央大学文学部 2022年2月))