国文学専攻
国文学専攻教授 鈴木俊幸 ラジオ講座(4/27)のご案内
2025年04月23日
日曜カルチャー「蔦屋重三郎のまなざし(4)」
講師:鈴木 俊幸
(中央大学文学部教授/2025年大河ドラマ「べらぼう」版元考証担当)
日時:4/27(日)20:00-21:00 ※5/4(日)10:00~再放送
局名:R2 NHKラジオ第2放送
番組HPより --------------------
今年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」の主人公・蔦屋重三郎。
江戸時代、版元として吉原のガイドブック「吉原細見」や挿絵入りの読み物・
黄表紙をヒットさせ、喜多川歌麿などを人気浮世絵師に育てた人物です。
天明の時代、松平定信の寛政の改革が始まると、武士が狂歌や戯作を作り
にくくなり、太田南畝、朋誠堂喜三二、恋川春町らが引退。
すると蔦屋重三郎は鶴屋喜右衛門とともに町人作家・山東京伝を専属に抱え、
その人気を高めていきます。また町人や農民の間にも学問への関心が広まると、
道徳や教訓を絵で解説した黄表紙「心学早染草」を出版。
新興の名古屋の書店と連携し本居宣長の本を江戸で売るなど、新たな市場を
開拓し続けました。(NHK文化センター青山教室の公開講座録音)