国文学専攻

宇佐美 毅(うさみ・たけし)教授

研究分野 近現代文学

第一の研究テーマは明治期小説の表現研究。鎖国が解けて西欧からの文書が入り、日本の小説の書き方がどのように変化したかを研究してきました。次に現代小説の研究。そのように出発した日本の近代小説が、現代の村上春樹や江國香織らの作品に至ってどのように変化しているのかを研究しています。

担当科目

近現代文学1:文学を研究するとはどういうことか、1、2年生向けにわかりやすく講義しています。
基礎演習2:近現代の短編を20作品ほど読みながら、文学研究の基礎を演習形式で学びます。

ゼミナール

研究対象

日本近現代文学を主な研究対象とし、その中の時代やジャンルは問いません。実際に、漱石・鴎外から村上春樹・よしもとばななまで、多彩な研究対象が選ばれています。

指導方針

「せっかく2年間一緒に勉強するので、みんなで協力しながら勉強を進めます。そのために授業だけでなく、合宿をしたり報告集を作ったりして、一緒に楽しみながらゼミを進めていきたいと思っています。

卒論題目

「夏目漱石論――『三四郎』に見る美禰子の彷徨――」
「谷崎潤一郎論 ――『刺青』における江戸趣味――」
「村上春樹論 ――井戸の底に下りること――」
「江國香織『デューク』論――国語教材としての価値を探る」
「金城一紀論――ザ・ゾンビーズ・シリーズにみる〈世界〉の再構築」など

個人ホームページ等