国文学専攻

小野 泰央(おの・やすお)教授

研究分野 日本漢文学

平安時代の漢詩文と和文における漢詩文の影響、室町時代特に五山文学における抄物(漢詩文に注釈した書物)における中国詩論の影響、江戸時代にける明代清代の文学理論の影響を研究しています

担当科目

日本漢文学:奈良時代から江戸時代まで作品において中国文化がどのように影響しているかを講義しています。
国文学基礎演習(1):江戸時代の版本と室町時代の写本を読解しています。

ゼミナール

研究対象

上代文学と、古典文学(上代・中古・中世・近世)における日本漢文学を対象とします。

指導方針

次のことに留意しながら進めます。

①「どのようなテーマが論文作成に結びつくのか」を考慮しながら「テーマを決めるということ」について考える。

②「分析方法にはどのような手法があるのか」を考慮しながら「論を展開する方法」を身につける。

③それを「どのようにすれば相手に伝わるのか」を考えながら発表方法を身につける。

卒論題目

古事記から見る罪と刑罰
古事記と現代アニメの関係
万葉集における神について
万葉集における雁の詠まれ方
万葉集における天皇の「神性」について
柿本人麻呂の挽歌
院政期における万葉受容
和歌における吉野の変遷
崑山集について
日本における「花」のイメージ
文学作品から読み取れる美的感覚の変遷
おにぎりの精神的な起源
教育的な観点から文学が人間に与える影響を考える
日本昔ばなしと現代アニメにおける援助者
『まんが日本昔ばなし』が影響する現代の狐のキャラクターイメージについて
さだまさしと古語
内田康夫の浅見光彦シリーズから見る古典作品の影響