文学部
グローバルスタディーズ韓国考古学巡検 2026夏
2026年08月24日
文学部グローバル・スタディーズ2026年度夏出発の韓国考古学巡検のプログラム(担当:日本史学専攻教授 小林謙一)では、4月からから7月にかけて5回にわたる韓国の先史時代についての事前学習会を経て、2026年8月20日~23日の4日間、現地学習としてソウルでの博物館・遺跡/史跡巡検を行いました。
1日目は、飛行機の遅れもあって、到着が夜になったため、ホテルに直行となりました。
2日目に訪問した韓国国立博物館では、ほぼ半日をかけて広い館内を思い思いに見学し、館内のフードコートで韓国料理を楽しみました。中央博物館では、見学料が無料であることに驚き、韓国の博物館は基本的に無料であることを聞いて日本よりも文化財行政に力を入れている様を実感しました。午後は、ソウル中心部のソウル市博物館分室の公平都市遺跡展示館にいき、朝鮮王朝時代の都市遺跡の発掘地をそのまま商業ビルの地下に保存した遺構展示を見学し、遺跡保存のスケールの大きさに驚きました。最後に、近くの東大門や城壁復原を眺め、東大門歴史文化広場の朝鮮王朝時代の市街地の移行露出展示を見学しました。その場で自由解散とし、各自、繁華街でのショッピングなどを楽しみました。
3日目にはソウル市の西部の遺跡をめぐりました。まず、石村の石村積石古墳群が保存されている古墳公園を見学しました。百済の4世紀頃の王族の墳墓であり、高句麗の影響を受けていることが確認された遺跡です。これから保存するために調査・工事をしている区画もあり、迫力がありました。その後、漢城百済博物館が改装工事による閉館中であったため、土塁の版築の模型や三国史紀の展示を見た後、百済の王城であった夢村土城の土塁などを散策しました。次に、岩寺胴先史時代遺跡公園に行き、新石器時代の復原住居や、沈線文土器などが展示されている展示館を見学しました。ここでは、火起こしや土器の文様つけ、模擬的な発掘体験など、子供向けの体験コーナーが充実しており、多くの親子連れが訪れていて賑わっていました。今回は、博物館・遺跡保存公園などを数多く回るスケジュールで、みな疲れも見えましたが、韓国の先史時代について、また韓国が自国の歴史を大事に保存し活用している状況について、理解を深めることができました。