文学部

文学部教授 大田美和が『金子文子 獄中のうた』を出版

2026年07月27日

文学部教授 大田美和が『金子文子 獄中のうた―アナーカ・フェミニストの短歌を文学テキストとして読む』(明石書店)を出版しました。

『金子文子 獄中のうた―アナーカ・フェミニストの短歌を文学テキストとして読む』は、アナキストの金子文子(1903―1926)の残した短歌165首を、歌人である著者が丁寧に読み解いた1冊です。文学研究の方法によって、言葉の背後にある社会や歴史や文化が立ち上がり、100年前に獄中で自死したアナキストの、短い一生の経験と思想、同志たちとの交流の跡を知ることができます。

金子文子の短歌を一部ご紹介しましょう。

指に絡み名もなき小草つと抜けばかすかに泣きぬ「われ生きたし」と
盆とんぼすいと掠めし獄の窓に自由を想ひぬ夏の日ざかり
色赤き脚絆の紐を引き締めてわれ後(おく)れまじ同志の歩みに
ころころと蹴りつ蹴られつ地球をば揚子の水に沈めたく思ふ

ぜひお読み下さい。出版情報はこちらです。

本書は、中央大学図書館に収蔵されます。