文学部

心理学専攻 日本初のMSCオンライン実施効果を検証:セルフ・コンパッションとマインドフルネスの向上が6ヶ月後まで持続

2025年06月07日

本学文学部教授・富田拓郎は、他大学および民間団体と共同で、セルフ・コンパッション(自分への思いやり)を高める心理教育プログラム「マインドフル・セルフ・コンパッション(MSC)」の日本人男女13人にオンラインで実施し、効果を検証しました。本研究は、日本人の一般成人を対象にMSCの効果を示した初の論文であり、プログラム受講後にセルフ・コンパッションとマインドフルネスが有意に高まり、その効果は6ヶ月後まで持続していることが明らかになりました。遠隔心理支援の新たな可能性を示す先駆的な成果です。

 

【関連情報】

掲載論文:

菊地 創・大宮 宗一郎・小林 亜希子・富田 拓郎(2025)

オンラインによるマインドフル・セルフ・コンパッション(MSC)8週プログラムの前後比較試験による効果,

マインドフルネス研究, 第9巻第1号, pp.5-17.

論文リンク:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjm/9/1/9_91_2/_article/-char/ja