社会科学研究所

ヨーロッパ統合と日欧関係-国際共同研究Ⅰ-

5 ヨーロッパ統合と日欧関係-国際共同研究Ⅰ-

1998年3月31日発行
高柳先男 編著 中央大学出版部 発行
本体価格 5,000円

まえがき
序-本巻の構成 高柳 先男

第一部 ヨーロッパ統合の意味と構造

世界システムとヨーロッパ統合 古城 利明
グローバリゼーションとヨーロッパ統合 アンドルー・ギャンブル
ヨーロッパ統合運動の形成と展開
―ヨーロッパ統合の前史にかんする近年の研究をめぐって―
田中 昌樹
ヨーロッパ統合の論理 ウエルナー・カンペッター
フランス型「国民国家」のゆくえ 黒田 俊郎

第二部 ヨーロッパ統合をめぐる諸国家の位置

政治的妥協としての「マーストリヒト」 高柳 先男
マーストリヒト条約をめぐるドイツ国内論議 田中 昌樹
マーストリヒト条約「改正」とイギリス スティーブン・ジョージ
ヨーロッパ統合とドイツのナショナル・インタレスト 星野 智
フランスの「文化的例外」の闘いとその意味 三浦 信孝
十一 フランス左翼とヨーロッパ統合―ヨーロッパ統合と「近代化」
―民主化戦略のゆくえ―
中島 康予
十二 ヨーロッパ統合とイタリアの政治・社会的変動 アルマ・ラウリア
十三 ヨーロッパ連合とイタリア 古城 利明
十四 ヨーロッパ連合とハンガリー アンドラース・ヘルナディ

第三部 日欧間の摩擦と協力

十五 リージョナリズムと日欧関係 グレン・フック
十六 日欧貿易摩擦 ジャック・ブリネ
十七 ヨーロッパにおける日本的経営
-先行行動的グローバリゼーションの意義-
長谷川 治清
十八 貿易・経済・マーケッティング政策の日独比較
-なぜドイツ叩きが無くて日本叩きか?-
高橋 由明
十九 開発援助をめぐる日欧関係
-スロバキアとハンガリーを事例として-
吉沢 四郎
あとがき 古城 利明