社会科学研究所沿革

 社会科学研究所は、1978年11月に、中央大学の研究部門を支える7つの研究所のうち、主に社会科学に関する学際的な共同研究を行うことを目的として設立された。

 当時、中央大学は新しい時代の要請に基づく大学づくりの一環として、今後の研究所の在り方に関して、次のような見地を打ち出している。すなわち、①大学の使命を単なる教育機関としてではなく、学問の一層の発展を推進する研究機関としてとらえる、②研究体制を研究者個人としての能力の発揮と責任体制の確立に止まらず、研究者集団としての協力・相互批判・相互援助の組織化を進める、③所属学部の枠を超え、大学単位で同一研究テーマに関する協力関係を結ぶという「共同研究」の体制をつくる、④大学設置の形態をとることにより、大学自治の枠内に組み込む、の諸点である。

 当研究所は、こうした視点に立脚し、先の目的を達成するため、当分の間、政治学、法学、歴史学、経済学、社会学などを中心とする共同研究機関として設立され、学際的な研究活動を行っている。

 こうした経緯で、1979年4月に当研究所は活動を開始し、現在では百余名に及ぶ研究員、客員研究員、準研究員が参加し、民主的ルールのもと、積極的な活動が展開されている。設立以後、次々と新しい研究課題に取り組み、国際共同研究チームも含めて数多くの研究チームが組織されてきた。

 これら研究チームの研究成果は、各種刊行物の発行や公開研究会の開催等により公表されている。さらに、これらの研究活動を支える特色ある図書・資料が蓄積されている。