理工学研究科

研究所紹介

組織

基本情報

組織名 中央大学理工学研究所
The Institute of Science and Engineering, Chuo University
所長 大隅 久(おおすみ ひさし) 理工学部教授
所在地 〒112-8551 東京都文京区春日1-13-27
設立 1992年7月
活動目的 理工学の基礎及び応用に関する共同研究、プロジェクト研究等を行い、もって学術の発展に寄与する

組織図

理工学研究所の目的

理工学の基礎および応用に関する共同研究・プロジェクト研究等を行い,もって学術の発展に寄与することを目的としています。そして,この目的のために次の事業を行っています。

  1. 理工学に関する共同研究および共同調査
  2. 理工学に関するプロジェクト研究
  3. 理工学に関する一般研究および一般調査
  4. 研究,調査および試験の受託
  5. 研究および調査の成果ならびに資料の刊行
  6. 研究会・講演会等の開催
  7. その他

所長

本学専任教員である理工学研究所研究員から研究員会で選出し,学長が委嘱します。任期は 3 年(再任可)です。歴代所長は次の通りです。

所長名 任期
岡内 功 1992/07/01~1996/03/31
伊理 正夫 1996/04/01~1999/03/31
伊理 正夫 1999/04/01~2002/03/31
関口 勲 2002/04/01~2005/03/31
大前 力 2005/04/01~2007/05/30
田口 東(代行) 2007/05/31~2007/11/27
齋藤 邦夫 2007/11/28~2011/03/31
今井 秀樹 2011/04/01~2014/03/31
鎌倉 稔成 2014/04/01~2017/03/31
鎌倉 稔成 2017/04/01~2020/03/31
鎌倉 稔成 2020/04/01~2023/03/31
大隅 久 2023/04/01~

研究員

本学専任教員で,研究所の事業に参加を申し出た者について,研究員会で承認を受け,所長が委嘱します。現在の研究員は研究員一覧の通りです。

その他の研究者

理工学研究所には「研究員」のほかに次の研究者がいます。該当する研究の実施期間中,研究所に所属します。

  • 客員研究員:学外の研究者で,共同研究やプロジェクト研究に参加する研究者。
  • 準研究員:共同研究やプロジェクト研究に参加する本学大学院在籍者。

研究員会・運営委員会・先端技術研究部会

理工学研究所には,現在,次の会議体があります。

  • 研究員会:「研究員」によって構成し,研究所の運営の基本方針,事業計画,所長の選出,予算申請案に関することなどを審議決定します。所長が議長となります。現在,年1回定例開催としています。
  • 運営委員会:所長,研究員会において互選した者 11 人,研究支援室事務長によって構成し,研究員会の決定した基本方針に基づく研究所運営のために活動しています。所長が委員長となります。現在,年 11 回定例開催としています。
  • 先端技術研究部会:所長の諮問機関です。国等の公的機関の募集する大型研究プロジェクトへの応募計画の検討などを必要に応じて行っています。

研究

共同研究

共同研究とは,複数の研究員(および客員研究員,準研究員)が共同して行う研究。研究期間は3年以内で,研究所からの助成金は1年間 200 万円以下(ただし第3類を除く)。
第1類:萌芽的な課題を持つ奨励研究
第2類:先端的分野での実用化研究・応用研究
第3類:研究所から直接の研究費の支援はないが,他の資金によって研究所において行われる研究

プロジェクト研究

"共同研究"よりも実用化を目指した組織的な研究。研究期間 5 年以内で,助成金 1 年間 500 万円以下。研究所から研究費の支援を受けて実施した研究成果に基づき,研究期間中あるいは研究期間終了後に大型外部資金を獲得して本格的実用化研究に進むことを目指します。

特化プロジェクト研究

"プロジェクト研究"以上に本格的な外部資金導入による大型プロジェクトに発展することを目指すもので,大学に予算申請して実施します。研究期間 3 年以内で,助成金 1 年間 400 万円以下。原則として,研究計画 2 年目から,公募の大型研究プロジェクト(提案公募型・大型研究プロジェクト)に 3 年以上応募・アプローチします。

受託研究

公的機関,企業,財団等の学外機関から受託する研究です。

奨学寄付金

企業,財団等の学外機関からの特定研究者への研究寄付金です。

刊行物

研究成果の公表のために次の刊行物を発行しています。

年報

本研究所で推進されている研究の概要・業績や講演会・セミナー等の諸活動を網羅した刊行物。年 1 回発行。

論文集

研究員の研究成果を学外者等の査読を経て公表し,研究のご紹介の公開・交流を目的とした刊行物。年 1 回発行。

「年報」第7号 (2000年)以降の研究報告,「論文集」第6号以降の全文をPDFファイル形式で,「研究シーズ集」の研究員研究内容を HTML 形式で,インターネット公開を行っています。また,「プロジェクト研究」,「学外公的資金によるプロジェクト研究」の各研究グループにおいて,シンポジウム予稿集,研究成果報告書等の刊行物を必要に応じて発行しています。

研究発表会,特別講演会,国際交流・公開研究セミナー,シンポジウム等

本研究所では,本学の学生,大学院生のみならず市民に開放した研究発表会,特別講演会,国際交流・公開研究セミナー,シンポジウム等を開催しています。

研究発表会

研究所の資金助成に基づく共同研究・プロジェクト研究の研究成果の報告。学内外に公開して年 1 回開催。

特別講演会

理工学各種分野の話題性豊富なテーマ・内容の講演会を,著名な講師を招聘し学内外に公開。年 1~2 回開催。

国際交流・公開研究セミナー

理工学各種分野の海外の著名な研究者を招聘し,学内外に公開して年 10 回程度開催。

各種学術シンポジウム,ワークショップ

各種研究プロジェクトが研究所と共催で国内外の著名な研究者を招聘し,研究成果を公開・公表。

産官学交流会

研究成果の社会還元を目指す活動として,本学産学官連携・知的財産戦略本部とともに、学外での交流会・展示会に参加。また,企業を招いての学内施設見学会を開催し研究内容を公開。不定期開催

中央大学理工学研究所は、中央大学付置の組織として「理工学の基礎及び応用に関する共同研究、プロジェクト研究等を行い、もって学術の発展に寄与すること」を目的に1992年7月に後楽園キャンパスに設立されました。 設立以来、各研究員の創造性豊かな研究活動をベースにして、研究員間の連携強化を推進し、多くの研究成果を上げてきました。研究員は、本学専任教員、客員研究員(他大学・企業・研究機関等の研究者等)、準研究員(大学院学生)で構成され、中央大学における理工学関連研究の拠点となっています。研究スペースも先端科学技術センター共同利用実験室をはじめ、分析室、共同研究・実験室、会議室等を有しています。
研究成果を社会に分かり易く発信し、社会のニーズに応えていくために、理工学研究所論文集の発行、各種展示会での技術公開等、いろいろな形で社会貢献に繋げるよう努めています。毎年、重点施策を掲げ、創造性溢れる研究による先端技術をベースにさらに大きな研究成果を目指して共同研究のテーマを選定しています。現在は、1.レジリエントで安全、安心な社会の構築、2.Society5.0の実現に向けた、ロボットIoT、ビックデータ、AIの技術開発・推進、3.新たな価値創出のコアとなる素材・ナノテクノロジーの開発・推進の分野に力を注いでいます。
今後とも学内外関連部門との連携を強くし、当研究所の基礎研究を深めるともに産学官連携して出口の見える研究活動が社会に大きく貢献できるよう積極的に推進していきたいと思っております。 みなさまのご協力とご支援を賜りたくお願い申し上げます。