近年、ワシントン条約に代表されるように、ウナギ属魚類の国際取引は規制の強化が進んでおり、輸出入業者などウナギを扱う事業者にとって、製品の種判別は重要な課題となっています。この課題解決に向けて、中央大学法学部 海部研究室は、2025月7月23日に研究者や学生、同月24日にウナギを扱う事業者・行政・メディアを対象に、DNA解析を用いた種判別技術について学ぶワークショップを茗荷谷キャンパスで開催しました。
本ワークショップでは、カナダのバイオテクノロジーベンチャー企業WildtechDNA社のFounder/CEOであるNatalie Schmitt博士が、同社開発中の「現場で迅速にウナギの種を同定できるDNA判別キット」開発の経緯や活用方法について説明し、開発者であるRahul Chaudhari博士がその仕組みを実際にキットを使用した種判別を実演を交えながら解説しました。延べ約20名が参加し、参加者も実際にキットを体験した上で、技術活用に向けた意見交換も行いました。
開催概要の詳細については、大学ホームページの「プレスリリース」をご覧ください。
右から、法学部 海部 健三教授、WildtechDNA社・ Natalie Schmitt博士、Rahul Chaudhari博士

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