文学部教授・有賀敦紀と戦略経営研究科教授・松下光司による研究成果「厚いグラスで甘いお茶に,薄いグラスで苦いお茶に 〜グラスの厚みと重みが飲料の味を変えることが明らかに〜」(2023年6月2日プレスリリース公開)が、毎日新聞(2023年6月15日付夕刊とオンライン)にて紹介されました。以下のリンクよりご覧ください。
厚いと甘く、薄いと苦い? グラスの厚みが茶の味に影響 中央大発表(毎日新聞オンライン版)
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この成果は、北海道大学大学院生の市村風花さん、東京大学講師の元木康介氏との共同研究によって得られたもので、飲料を飲むときのグラスの厚みが緑茶の味に影響を与えることを明らかにしています。
これまでの研究では、グラス等の容器の材質や手触りが飲料の味や香りに影響を与えることが報告されてきました。本研究では、同じ材質かつ同じ手触りのグラスであっても、飲み口の厚いグラスは緑茶の甘味を増大させ、飲み口の薄いグラスは緑茶の苦味を増大させることを示しました。この知見は、同じ飲料であっても、グラスの厚みを変えるだけで消費者に多様な味覚を提供できる可能性を示唆するもので、個人の好みに合わせた飲用体験の提供につながることが期待されます。
有賀 敦紀 教授の研究については、中央大学 文学部 認知心理学研究室のWebサイトをご覧ください。
松下 光司 教授の研究については、松下光司研究室のWebサイトをご覧ください。