社会科学研究所
2016年度
研究者交流制度(国際交流センター)による外国人研究者の講演会等(2008年度以降)については、講演会等の記録もご参照ください。
【公開研究会】 | |
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日時 | 2017年3月27日(月)15:00~17:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室3 |
テーマ | 政党制の成立と変容:マルコフ連鎖によるM+1の証明 |
報告者 | 三船 毅(中央大学経済学部教授) |
テーマ | 政治家不信の研究 |
報告者 | 宮野 勝(中央大学文学部教授) |
主催 | 第27回中央大学学術シンポジウム「意識調査チーム」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2017年3月27日(月)13:00~15:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室3 |
テーマ | 「大阪都構想」を巡る有権者の関心と賛否の拮抗をもたらした要因(24行政区レベルのデータ等を基にした基礎的分析) |
報告者 | 塩沢健一(島根大学准教授) |
概要 | 2015年5月に実施された「大阪都構想」をめぐる住民投票について、大阪市内24行政区レベルの投票率の集計データを主として用い、基礎的な分析を試みた。明らかにしたことは次の3点である。(1)投票率にみられる住民投票に対しての大阪市民の関心の分布構造、(2)住民投票における賛成票の得票率と各種選挙における橋下および維新候補の得票率との相関、(3)高齢化率と得票率との相関およびそれらと橋下支持率の時系列推移の関係性、である。 |
テーマ | 種村 剛(北海道大学高等教育推進機構特任助教) |
報告者 | 科学技術基本計画から見る日本の科学技術政策 |
概要 | 戦後日本の科学技術政策は1995年の「科学技術基本法」から転換し、さらに政権内部からイノベーションという言葉が頻繁に聞こえるようになってきた。さらに第2次、第3次安倍政権になり軍事研究をどうするかが政府、大学で大きな問題となっている。本報告では、日本の科学技術政策とその根底を支えてきた学問のあり方を考察した。 |
主催 | 研究チーム「政治的空間における有権者」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2017年3月3日(金)16:00~18:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室3 |
テーマ | 中台における近年の環境研究について |
報告者 | シャオ, スアンレイ(Shao, Hsuanlei)台湾師範大学助教授 |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 研究チーム「グローバル・エコロジー」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2017年2月27日(月)15:00~17:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室3 |
テーマ | 民主主義的価値観の構造 |
報告者 | 安野 智子(中央大学文学部教授) |
テーマ | ヴィネット法における提示順の効果 |
報告者 | 宮野 勝(中央大学文学部教授) |
主催 | 第27回中央大学学術シンポジウム「意識調査チーム」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2017年2月27日(月)13:00~15:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室3 |
テーマ | 女性の政治意識と投票行動 |
報告者 | 寺村 絵里子(明海大学経済学部准教授) |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 研究チーム「政治的空間における有権者」 |
【シンポジウム】 | |
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日時 | 2017年2月27日(日)9:00~17:00 |
場所 | 清華大学甲所第二会議室(中国) |
テーマ | グローバル下の日本と中国 |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 中央大学社会科学研究所・第27回中央大学学術シンポジウム「理論研究チーム」 清華大学日本研究センター(中国) |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2017年2月23日(木)15:00~17:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室2 |
テーマ | 被災地岩手の現状と課題―原発放射線影響対策に焦点をあてつつ― |
報告者 | 齋藤 俊明(岩手県立大学総合政策学部教授) |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 研究チーム「グローバル・エコロジー」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2017年1月27日(金)15:00~17:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室2 |
テーマ | ワシントン条約とTRAFFIC |
報告者 | 若尾 慶子(トラフィックジャパンオフィス代表) |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 研究チーム「グローバル・エコロジー」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2017年1月21日(土)15:00~17:30 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室1 |
テーマ | 近代ロシアの言論とナショナリズム:著書『帝国・<陰謀>・ナショナリズム』について |
報告者 | 山本 健三(島根県立大学北東アジア地域研究センター研究員) |
討論者 | 大矢 温(札幌大学地域創生学群教授) |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 第27回中央大学学術シンポジウム「理論研究チーム」 共催:研究チーム「暴力・国家・ジェンダー」 |
【シンポジウム】 | |
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日時 | 2016年12月9日(金)15:00~17:00,12月10日(土)10:00~18:00 |
場所 | 中央大学後楽園キャンパス 3号館31112号室、3300号室 |
テーマ | East Asia in Agonies: Multi-Layered Tasks in Urbanization, Globalization, and Social Transformation (悩める東アジア:都市化・グローバル化に伴う社会変容と複合的課題) |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 中央大学社会科学研究所 研究チーム「惑星社会と臨場・臨床の智」 第27回中央大学学術シンポジウム「臨場・臨床の智チーム」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2016年11月25日(金)15:00~17:30 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室2 |
テーマ | コミュニタリアニズムとコスモポリタニズムをつなぐ「住民」 |
報告者 | 菊池 理夫 南山大学法学部教授 |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 第27回中央大学学術シンポジウム「理論研究チーム」 共催:研究チーム「暴力・国家・ジェンダー」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2016年11月9日(水)13:30~16:30 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室4 |
テーマ | 科学的思考に対する社会科学的アプローチ The Social Science Approarch to Scientific Thinking - Advancements of Teleological Theorizing - |
報告者 | マイケル・クーン(Prof.Michael Kuhin) 元ブレーメン大学教授 解説 矢澤修次郎 一橋大学・成城大学名誉教授 |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 研究チーム「惑星社会と臨場・臨床の智」 第27回中央大学学術シンポジウム「臨場・臨床の智チーム」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2016年10月28日(金)16:00~18:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室2 |
テーマ | わが国におけるごみ問題の現状と展望 |
報告者 | 松波 淳也 法政大学経済学部教授 |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 研究チーム「グローバル・エコロジー」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2016年9月24日(土)15:00~18:30 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館10階 第一共同研究室21061号室 |
テーマ | フランスの女性思想-ボーヴォワール、クリステヴァ、イリガライを中心に- |
報告者 | 棚沢 直子 東洋大学名誉教授 |
概要 | 掲載サイト |
主催 | 研究チーム「暴力・国家・ジェンダー」 共催:経済研究所「思想史研究会」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2016年7月27日(水)16:40~19:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館10階 第一共同研究室21061号室 |
テーマ | 共生社会への模索-「共食」論をめぐって― |
報告者 | 河上 睦子 相模女子大学名誉教授 |
概要 | 異なるものたちがいかに共存しあっていくか、という共生への問いは、現代社会の課題です。個人主義化していく時代のなかで、自由と平等、ジェンダー、差異と公正、支配と依存、排他性と多様性など、コミュニティのあり方が問われています。これらの問いは人間間の問題だけでなく、自然やモノとのかかわり方の問題も含んでいます。食の世界においてもまたコミュニティのあり方が問われています。個食・孤食・「欠食児童」・市場化など、「家族」という「共食共同体」が揺れ動いています。食の世界における共生のあり方について、「自立と依存」「自由とケア」など、「共食」論を通して考えてみたいと思います。 |
主催 | 研究チーム「暴力・国家・ジェンダー」 共催:経済研究所「思想史研究会」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2016年7月22日(金)15:00~18:00 |
場所 | サイボウズ(株)日本橋オフィス27階会議室 |
テーマ | OSS歴史年表作成に関するワークショップ |
報告者 | 八田 真行 駿河台大学専任講師 |
概要 | 本研究では、1990年代から2000年代にかけてOSSの日本導入に尽力した主要プレーヤーからの情報を集めている。本報告では、それらに関連する情報を年表形式でまとめることを想定し、実際に年表を作成してみようというワークショップ形式の研究会を実施した。具体的には、八田研究員が用意したシステムに情報を入力することによって年表が自動的に作成されることを確認し、参加者それぞれが情報源を年表に入れてみることにより作成作業自体を体験、操作方法を取得した。 |
主催 | 研究チーム「情報化社会その成長の記録」 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2016年7月16日(土)13:30~18:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室4 |
テーマ1 | トランスナショナル・コミュニティ ―場所形成とアイデンティティの都市社会学― |
報告者1 | 広田 康生 専修大学人間科学部教授 藤原 法子 専修大学人間科学部准教授 |
概要 | 第Ⅰ部 1. イントロダクション(新原道信) 2. レビュー(阪口毅) 奥田水脈と『トランスナショナル・コミュニティ』 3. リプライ(広田康生・藤原法子) グローバリゼーションのもとでの都市コミュニティについてのインテンシブな調査研究をすすめてこられた専修大学の広田康生・藤原法子の両氏をお呼びして、両氏の近著についてのレビューとそれに対するリプライを行った。 |
テーマ2 | 「都市コミュニティ」の移動性と領域性 |
報告者2 | 阪口 毅 中央大学文学研究科 |
概要 | 第Ⅱ部 『「都市コミュニティ」の移動性と領域性に関する調査研究:インナーエリア・新宿大久保地域と「集合的な出来事」のエスノグラフィ』書評 1. イントロダクション(阪口毅) もうひとつの奥田水脈:モノグラフを読みなおす/生かしなおす 2. レビュー(龍野洋介) 社会運動論の観点から 3. レビュー(鈴木鉄忠) トリエステ研究との比較から つづいて、6月に最終審査会を終えた阪口毅氏の博士論文をもとに、移動性と領域性の問題を中心に、社会運動論とトリエステ研究(国境地域の諸問題への領域横断的アプローチ)の観点からのレビューと議論を行った。 |
全体概要 | 1990年代に日本の都市コミュニティのなかで、顕在化しつつあった「異文化」「多文化」をめぐるイシューは、国家・国民社会、定住者という枠組みの影響下で理解されてきた。しかし、すでにこの時期の都市コミュニティ研究者が知覚していたように、個々の事実としては、移動しているひとたちから見たグローパル社会―ことなる世界のとらえかたに出会っていた。制度化・馴致・排除等の流れのなかで、せめぎあい、はみ出しつつ形成されていった「いくつものもうひとつ」の、いわば「未発のコミュニティ(nascent community)」という視角から見直すことが必要となる。このすでにそこに在った"複合・重合性(compositezza)"のうごきは、本研究チームの現代社会認識の根幹をなす惑星社会論による現代社会の解読にとって、きわめて重要な知見を提示してくれていることを確認した。 |
主催 | 研究チーム「惑星社会の臨場・臨床の智」 |
【公開講演会】 | |
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日時 | 2016年6月1日(水) |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室1 |
テーマ | Anti-Immigrant Rhetoric in the 2016 Presidential Election and Attitudes Toward Assimilation |
講師 | Sean Richey (ショーン リッチー) ジョージア州立大学准教授 |
種別 | 外国人訪問研究者 |
リンク先 | 講演会等の概要 |
【公開研究会】 | |
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日時 | 2016年5月10日(火)16:40~19:00 |
場所 | 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室2 |
テーマ | 私の思想の軌跡・その方法・その展望―『母であることをどう考えるか』から出発して― |
報告者 | 棚沢直子 東洋大学名誉教授(フランス研究者) |
概要 | 「母であること」の思想は、フランスで男女平等思想を意味するフェミニズムでもなく、「母について」言及するノンフェミニズムでもなく、母を主体に据える思想である。子に対して強弱、上下関係の、強・上に位置する母は、父の下に置かれるが、西欧とアジアの関係における近代日本は、このような母の二重の関係と似通っている。フランス・フェミニズムが見落とした世代関係概念の構築が目指される。男女に二分化されない「親不分化像」たる天皇に焦点が当てられ、アマテラス-天皇、天皇-臣民という2つの親子関係が分析される。これまで確立されてこなかった日欧(仏)比較の方法は、翻訳の推敲から始まる。今後は、日仏の家族のあり方の違いを研究することが中心になるが、現代世界の理解にとってISへの理解は不可欠である。特攻精神が連合赤軍を介してアラブ世界に輸出された日本においてこそ、現代の世界的な暴力のあり方は探究できる。以上のように多岐にわたる重要な論点が示され、活発な議論が繰り広げられた。 |
主催 | 経済研究所「思想史研究会」 共催:研究チーム「暴力・国家・ジェンダー」 |