社会科学研究所
各研究プロジェクトの主な研究実績
臨場・臨床の智 (フィールドワーク)
現地調査
日時 | 2018 年 3 月 26 日(月)~3 月 29 日(木) |
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テーマ | 沖縄県宮古島と石垣島の自衛隊基地配備予定地における地域住民の反対運動と“臨 床・臨場の智”に関する現地調査及び聞き取り調査 |
調査者 | 新原道信(中央大学)、鈴木鉄忠(中央大学) |
概要 | 2017年3月の石垣島調査に続いて、宮古島・石垣島での調査を行った。とりわけ石垣島においては、1年間の状況の変化に着目しつつ調査を行った。宮古島においては、基地関連施設のフィールドワークおよび軍事基地配備と地域社会の実態調査と資料収集、反対運動参加者との意見交換を行った。宮古島から石垣島に移動し、陸上自衛隊基地配備予定地のフィールドワークおよび石垣市立図書館にて字・公民館・コミュニティに関する資料収集、石垣市役所市史編纂課にて関連資料の問い合わせと収集を行った。 |
日時 | 2018 年 3 月 5 日(月)~3 月 13 日(火) |
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テーマ | イタリア・ランペドゥーザ島におけるアフリカからの「難民」受け入れと“臨床・臨 場の智”に関する現地調査及び聞き取り調査 |
調査者 | 新原道信(中央大学)、鈴木鉄忠(中央大学) |
概要 | ヨーロッパ・地中海の軍事戦略上の「橋頭堡」として、基地・軍事施設が置かれてきたイタリア最南端の島ランペドゥーザは、1986年4月16日カダフィからのミサイル報復攻撃で注目され、以後、(皮肉なことに)マス・ツーリズムの開発がすすめられていった。そして近年は、アフリカからヨーロッパへの移民・難民の「玄関口」として「再発見」されている。サッサリ大学名誉教授・メルレルの助力により、現地のフィールドワーク(新港と旧港、リゾート開発地区、アラビア語で船名が記されている難破船、環境保護教育センター、教会、市役所と大通り(Via Roma)、難民収容所、空軍基地、旧 NATO(米軍)基地、北西部の岬から北東岸の灯台と軍事施設、難民たちも埋葬されている共同墓地、ディーゼル発電所、海水淡水化施設など)とキーパーソン(元市長、医師、心理療法士など)への非構造的インタビューを行った。観光に特化した産業構造の歴史的経緯とその歪み、移民・難民という“他者”に対する否定的反応というグローバルな現象と国内・国外における格差の拡大の接点、島嶼の軍事化とフロンティア化、島嶼地域のマスツーリズムと持続可能な社会に対面した“臨場・臨床の智”に関する調査を行った。 |
日時 | 2018 年 2 月 15 日(月)~2 月 16 日(火) |
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テーマ | 狭山丘陵一帯の現地調査および資料収集 |
調査者 | 阪口毅(中央大学)、大谷晃(中央大学) |
概要 | 共同研究の一環として、2012 年より東京郊外、立川・砂川地域におけるフィールド・リサーチを継続してきた。しかし立川・砂川地域の形成史を把握し、歴史的な視野をもった比較地域学へと展開していくためには、当該地域を含む武蔵野への人口移動の起点であった狭山丘陵への調査フィールドの拡大が必要となった。そのため今回の現地調査では、狭山丘陵一帯における歴史資料館・民俗資料館を訪問し、“臨場・臨床の智”に関する基礎資料の収集を行うと共に、さらなる調査研究の展開にむけた協力関係の形成を行った。 |
国際シンポジウム
日時 | 2016 年 12 月 9 日(金)15:00~17:00,12 月 10 日(土)10:00~18:00 |
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場所 | 中央大学後楽園キャンパス 3 号館 31112 号室、3300 号室 |
テーマ | East Asia in Agonies: Multi-Layered Tasks in Urbanization, Globalization, and Social Transformation (悩める東アジア:都市化・グローバル化に伴う社会変容と複合的課題) |
概要 | 掲載サイト |
公開研究会
日時 | 2016 年 11 月 9 日(水)13:30~16:30 |
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場所 | 中央大学多摩キャンパス 2 号館 4 階 研究所会議室 4 |
テーマ | 科学的思考に対する社会科学的アプローチ The Social Science Approarch to Scientific Thinking - Advancements of Teleological Theorizing - |
報告者 | マイケル・クーン(Prof.Michael Kuhin)(元ブレーメン大学教授) 解説:矢澤修次郎(一橋大学・成城大学名誉教授) |
概要 | 掲載サイト |
意識調査研究
国際シンポジウム
日時 | 2017 年 11 月 18 日(土)~20 日(月) |
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場所 | 中央大学駿河台記念館 280 号室 他 |
テーマ | International Conference on Trust (信頼の国際比較) |
概要 | 掲載サイト 本シンポジウムでは、特に「信頼」に焦点を当て、その研究の国際的最先端を探るべく行われた。国際会議は3日間にわたって開催され、多様な視点から研究成果が報告された。国際比較が中心となったが、国内アクターに焦点を合わせた研究、またある特定の個人を取り上げての「信頼」意識など、多様な分析レベルからの報告があった。同様に、信頼の倫理道徳的源泉を問う社会哲学的な議論、また信頼についての学説史的研究、さらには多様な実証研究を元にした報告があった。 「信頼」は、社会生活を構成する上で必要不可欠なものである。その存立根拠を問い、またそれぞれの社会における多様な展開のありようを確認することは、社会科学の名の下にあるいかなる学問領域にあっても重要な作業となる。国際シンポジウムは、最終日まで多くの参加者で賑わい、参加者相互に多くの新しい研究ネットワークを築くという成果も得ることができた。 |
公開研究会
日時 | 2018 年 3 月 15 日(木)15:15~16:30 |
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場所 | 中央大学多摩キャンパス 2 号館 4 階 研究所会議室 3 |
テーマ | 民主主義観とリベラリズム―世論調査の結果から― |
報告者 | 安野 智子(中央大学文学部教授) |
概要 | 本報告では、世界価値観調査のデータを用いて、保革イデオロギーの自己定位と政治的態度との関連を検討することによって、日本における「リベラル」がどのような特性を持っているのかが検討された。近年、ポピュリストと呼ばれる政治家や政党の台頭が各国で目立ち、リベラリズムと民主主義はその説得力を失っているように見受けられる。Foa & Mounk(2016) は、世界価値観調査(World Values Survey)に基づき、アメリカおよびヨーロッパ諸国において、「民主主義の国に住むこと」が「非常に重要」と答える率が若年層ほど低下していることを指摘しているが、同様の傾向は日本でも確認されている。 分析の結果、日本で自らを「革新的」とみなす人は、機会の平等への志向が強い傾向にあるものの、「権威主義」と保革イデオロギーとの関連は平等志向ほど明確ではなかった。一方、公共機関およびマスメディアへの信頼は、保革イデオロギーと明確な関連を示していた(保守的な人ほど、公共機関やマスメディアを信頼する傾向にあった)。安野(2018)は若年層ほど公共機関やマスメディアを信頼しない傾向を報告しているが、これは保革イデオロギーと年齢との相関(年齢が高いほど保守的)を反映するものと考えられる、と報告された。 |
日時 | 2018 年 2 月 26 日(月)14:30~16:30 |
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場所 | 中央大学多摩キャンパス 2 号館4階 研究所会議室 3 |
テーマ | 図書館利用状況の可視化について |
報告者 | 飯尾 淳(中央大学文学部教授) |
概要 | 本報告では,公開されている様々なデータを地理情報システムを用いて地図上に重ねて表示する際に気をつけるポイントについて、論じられた.地図に各種データを表示して可視化する際には,可視化される対象のデータそのものや地図の領域を表現する境界データに,適切な前処理を加える必要がある.今回報告された検討例では,八王子図書館の利用状況の可視化を具体例に,分析作業上の留意点が述べられた. 公開されている各種のデータは,その再利用性に着目して 5 段階のレベル設定が指摘されているが,日本におけるオープンデータはまだ高いレベルの基準を満たしているとは言い難い.また,複数の情報ソースから得られたデータについては,名寄せ作業などで整合性を確保しなければ,適切な分析を加えることができない.さらに,総務省や国土交通省が提供している日本の市町村や〇丁目といった行政単位に関する境界データは,使用目的に合わせて,部分的な整形を加えるなどの作業が求められる.今回の報告で共有された知見を活用すれば,地理情報システムを活用して,より効果的なデータの分析作業を進めることが可能になろう、と報告された. |
テーマ | 調査結果の性別・年齢別の比較について |
報告者 | 宮野 勝(中央大学文学部教授) |
概要 | 本報告では、調査結果の性別・年齢別の比較を例としつつ、より一般的にグループ間の比較に適切な方法について論じられた。具体例として、政治的関心を取り上げ、グループ間の平均値の比較について、分散分析による比較、Anchoring Vignettes 法(AVM)による比較、多母集団確証因子分析(MGCFA)による比較、などが検討された。 より客観的な指標を見出すことができるなら、AVM により、「政治的関心」などの主観的な自己評価を、より客観的な評価に置き換えることができる。しかし、主観性が高いほど、客観的な指標を見出すのが容易ではないという困難がある。また国際比較で推奨されている MGCFA は、使い方が難しく、第1に、最善とされる Scalar Invariance は達成が難しい、第2に、次善とされる Partial Invariance で使う場合には注意が必要である、などが論じられた。 |
日時 | 2017 年 3 月 27 日(月)15 時 00 分~17 時 00 分 |
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場所 | 多摩キャンパス 2 号館4階 研究所会議室 3 |
テーマ | 政党制の成立と変容:マルコフ連鎖によるM+1の証明 |
報告者 | 三船 毅(中央大学経済学部教授) |
概要 | 選挙制度と政党制には深い関係がある。とりわけ、デュベルジェの法則が知られており、実証的にまた理論的に証明する試みもなされてきている。本報告では、マルコフ連鎖モデルを用い、議席数 M の中選挙区制において、政党制が M+1 に収斂することの証明を試みた。 報告では、M=3の場合について一定の仮定のもとに検証し、さらに M を一般化が試みられ、どのような仮定の導入が適切かなどについて、議論がなされた。 |
テーマ | 政治家不信の研究 |
報告者 | 宮野 勝(中央大学文学部教授) |
概要 | 政治的信頼の測定と「政治家」信頼をめぐって報告がなされた。従来の主な質問文として、①ANES タイプと、②WVS タイプの、2 タイプがあり、主な信頼の対象として、①「政治体制や政治制度(民主主義体制など)」、②「時の政権・政府」government、③「政治家個人」politician、があるとされた。本報告で使われたデータは、2015 年2 月調査(モニタ対象、全国、N=1493、中央大学特定課題研究費によるネット調査) と、2016 年 7 月参院選後調査(モニタ対象、全国、N=1345、中央大学学術シンポジウム予算によるネット調査)との 2 点であった。これらでは、「政治家」信頼の測定として、WVS 風・ANES 風・ヴィネット法など、多様な質問が試みられていた。データ分析の結果として、第 1 に、質問の仕方にかかわらず、「政治家」不信が強いこと、第 2 に、「政治家」不信と関連の或る変数として、家計所得・生活水準やメディア接触が挙げられた。ただし、第 3 に、「政治家」信頼・不信の理由には、様々なタイプがあることが報告された。 |
日時 | 2017 年 2 月 27 日(月)15:00~17:00 |
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場所 | 中央大学多摩キャンパス 2 号館 4 階 研究所会議室 3 |
テーマ | 民主主義的価値観の構造 |
報告者 | 安野 智子(中央大学文学部教授) |
概要 | 民主主義の概念は複雑であり、諸類型が存在する。本報告では、世界価値観調査(WVS)の第 6 波データ(2010-2014 年、57 か国)を用い、「日本人」の民主主義観を「世界の人」の民主主義観と比較した。使用質問は、「つぎにあげる事柄は、民主主義の性質としてどの程度必須のものだと思いますか」とのリード文の下の 9 つの設問で、各 10 点法で回答されたものである。9 問の因子分析(主因子法、プロマックス回転)の結果、日本では 2 因子が導かれ、それぞれ「権威主義」と「平等・権利」と名付けられた。ただし、各国の平均値による因子分析の結果からも同様の 2因子が導かれた。 比較の結果、日本は、平等・権利志向は中程度で権威主義傾向は弱いと報告された。また、権威主義的傾向と関連が強いのは、経済的な豊かさよりも教育年数である、平等志向は、民主主義の達成とは直接的には無関係にみえると、報告された。 |
テーマ | ヴィネット法における提示順の効果 |
報告者 | 宮野 勝(中央大学文学部教授) |
概要 | ヴィネット法=Anchoring Vignettes Method を用いるときの、ヴィネット提示順の効果が論じられた。使用データは、2016 年 7 月参院選後調査(モニタ対象、全国、N=1345、中央大学学術シンポジウム予算によるネット調査)である。この調査では、政治的関心が「高」・「中」・「低」に相当する記述をした 3 問のヴィネットをランダム提示し、提示順を記録した。また、回答者本人の政治的関心はヴィネット 3 問の直後に質問した。 分析の結果、①提示順によって、そのヴィネットに対する評価が変わるが、ただし、②回答者本人の政治的関心の値や、その値へのヴィネット法適用後の値、に対する影響は、小さ目であった。この限りでは、ヴィネットのランダム提示をしないという選択もあり得る。その場合に、冒頭で中間的なヴィネットを提示する(また最も否定的なヴィネットは最後に提示する)ことで、「データ選択」における「選択」率を高め、かつ、ヴィネット値間のレンジを広げられる可能性があると報告された。 |
調査
実施日 | 2017 年 11 月 22 日~27 日の 6 日間 |
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目的 | 複合的諸問題への応答を考える時、人々の政治や社会、また政策意見に対する態度は、重要な要因となる。既に 2016 年 7 月中旬、及び、2017 年 2 月中旬に、インターネット調査で、有権者の政治意識・政治行動と合わせて地球社会の複合的諸問題に関連する意識を調査した。続く今回、同一の質問で、人々の意識の安定性・不安定性を調べ、かつ異なる新しい質問で、人々の意識のさらに別の側面を探ることを企画した。 |
実施形態 | 調査手法:インターネット調査 調査地域:全国 調査対象:18 歳~69 歳 男女、各都道府県から人口に応じてパネルを割り当て抽出 対象者抽出ソース:日経リサーチアクセスパネル (パネル登録者にメールを送り,インターネット上のホームページのアンケートに回答してもらう。前々回、及び、前回回答者には、全員に回答を依頼する。) (有効回答数 1,824 名) |
実施日 | 2017 年 2 月 16 日~21 日の 6 日間 |
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目的 | 複合的諸問題への応答を考える時、人々の政治や社会、また政策意見に対する態度は、重要な要因となる。既に 2016 年 7 月中旬に、インターネット調査で、有権者の政治意識・政治行動と合わせて地球社会の複合的諸問題に関連する意識を調査した.続く今回、同一の質問で約半年後において人々の意識がどのように安定的か調べ、かつ少し異なる質問で意識の別の側面を探ることを企画した。 |
実施形態 | 調査手法:インターネット調査 調査地域:全国 調査対象:18 歳~69 歳 男女、各都道府県から人口に応じてパネルを割り当て抽出 対象者抽出ソース:日経リサーチアクセスパネル (パネル登録者にメールを送り,インターネット上のホームページのアンケートに回答してもらう。ただし、前回回答者には、全員に回答を依頼する。) (有効回答 1,267 件) |
実施日 | 2016 年 7 月 19 日~25 日の 7 日間 |
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目的 | 複合的諸問題への応答を考える時、人々の政策意見や選挙に対する態度は、重要な要因となる。幸い、2016 年 7 月 10 日に参議院議員通常選挙が予定されている。この機会に、インターネット調査で、有権者の政治意識・政治行動と合わせて複合的諸問題に関連する意識を調査することとした。 |
実施形態 | 調査手法:インターネット調査 調査地域:全国 調査対象:20 歳~69 歳 男女、各都道府県から人口に応じてパネルを割り当て抽出 対象者抽出ソース:日経リサーチアクセスパネル (パネル登録者にメールを送り,インターネット上のホームページのアンケートに回答してもらう。) (有効回答 1,345 件) |
理論研究
シンポジウム
日時 | 2018 年 2 月 3 日(土)13:00~17:30 |
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場所 | 中央大学駿河台記念館 620 号室 |
テーマ | ジェンダー・暴力・デモクラシー(共通テーマ) |
報告者 | 第一部:棚沢直子(東洋大学名誉教授)、平野千果子(武蔵大学人文学部教授)、原千砂子(桐蔭横浜大学法学部教授)、堀川祐里(中央大学大学院経済研究科博士後期課程院生) 第二部:鳴子博子(中央大学経済学部准教授)、西海真樹(中央大学法学部教授)、武智秀之(中央大学法学部教授)、中島康予(中央大学法学部教授) |
概要 | 掲載サイト |
国際会議
日時 | 2017 年 2 月 27 日(月) |
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場所 | 清華大学甲所第二会議室(中国) |
テーマ | グローバル下の日本と中国 |
共催 | 清華大学日本研究センター(中国) |
概要 | 掲載サイト |
公開研究会
日時 | 2017 年 1 月 21 日(土)15:00~17:30 |
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場所 | 中央大学多摩キャンパス 2 号館 4 階 研究所会議室 1 |
テーマ | 近代ロシアの言論とナショナリズム ―著書『帝国・〈陰謀〉・ナショナリズム』について― |
報告者 | 山本健三(島根県立大学北東アジア地域研究センター研究員) |
討論者 | 大矢温(札幌大学地域創生学群教授) |
概要 | 掲載サイト |
日時 | 2016 年 11 月 25 日(金)15:00 ~17:30 |
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場所 | 中央大学多摩キャンパス 2 号館 4 階 研究所会議室 2 |
テーマ | コミュニタリアニズムとコスモポリタニズムをつなぐ「住民」 |
報告者 | 菊池理夫(南山大学法学部教授) |
概要 | 現代のコミュニタリアニズムは、特定のコミュニティの価値を「共通善」として絶対化する抑圧的なコミュニティを主張しない。それは、同質的な人々ではなく、対立する生き方を持った普通の人々による合理的な討論、水平的な熟議によって、「公共善」と区別される「共通善」が得られ、この共通善を追求することが善き社会をつくると考える。現代のコミュニタリアニズムは、普遍的な価値に開かれ、グローバル・コミュニティにまで開かれコスモポリタニズムへと向かう可能性を持っていることが強調される。 |