研究

研究開発機構 機構助教 大場章弘が国際賞Education 2.0-Outstanding Leadership Awardを受賞

2022年12月22日

 研究開発機構 機構助教 大場章弘がUAEのドバイで開催された2022年12月17日の授賞式において、国際賞Education 2.0-Outstanding Leadership Awardを受賞しました。同賞は、環境、貧困、健康、人権、平和、ジェンダーなどのグローバルな課題に関する教育産業や学術研究、社会活動を含む広範な教育活動で卓越したリーダーシップを発揮して社会に貢献する個人・団体・企業へ贈られる国際賞です。

 特に、大場機構助教がモンゴルや中国内モンゴル自治区において気候変動に伴う異常気象や砂漠化によって家畜被害等の農牧業へ甚大な被害に苦しむ遊牧民や農家が適応できる仕組みを現地コミュニティや研究機関、政府機関とデマンド・ドリブンアプローチで協働して構築し、遊牧民や農家が異常気象や砂漠化への適応行動を実現した成果やキャパシティビルディングを含む研究活動が高く評価されました。

 大場機構助教が所属する研究開発機構の気候変動ユニットは現在、気候変動枠組条約(UNFCCC)へ各国が提出する隔年透明性報告書(BTR)で検証可能なGOSAT衛星観測データを用いた温室効果ガス排出量の推定方法をモンゴル、カザフスタンやウズベキスタンをはじめとする中央アジア諸国と協働で構築する研究開発を進めておりますが、現地の研究機関や政府機関との深い協働が欠かせないプロジェクトとなっております。同賞に称えられた成果は、今後のユニット研究活動において各国の研究・政府機関やコミュニティと協働する際のアプローチの基盤となるだけでなく、さらに発展・促進させる重要な役割を果たすことが期待されます。

 受賞の詳細については、下記も併せてご覧ください。