研究

猪口孝先生(元・法学部教授、元・研究開発機構教授、在職:2005~2009年)が世界世論調査研究学会からヘレン・ディナマン賞を受賞されました。

2022年04月19日

 猪口孝先生(元・法学部教授、元・研究開発機構教授、在職:2005~2009年)が、2021年に世界世論調査研究学会World Association for Public Opinion Research WAPOからヘレン・ディナマン賞The Helen Dienerman Awardを受賞されました。同賞は、世論調査とその分析を科学的に進める研究に対して贈呈される賞で、過去には、統計学、心理学、社会心理学、社会学、政治学などの分野で国際的な業績を上げた研究者が受賞されています。
 猪口先生は、東京大学から本学法学部に移られ、教育に当たられるとともに、本学の研究開発機構にて、科学研究費・特別推進研究「アジアバロメーターを通じたアジア人の生活・規範・価値の実証研究」等の研究をリードされてきました。この当時からの一連の御研究が受賞の対象となったこと、また、御研究に集中する機会と場所をご提供できたことは、本学・研究開発機構としても大変喜ばしいことと存じます。
 猪口先生は、研究分野のみならず、新潟県立大学学長として、制約の多い公立大学の改革にも取り組んでこられました。そのようなご経験もご著書「実力大学をどう作るか ある大学改革の試み」(桜美林大学叢書)に記しておられます。
 本学の研究開発機構は、外部資金により、研究ユニットを立ち上げて、本学の教員・研究者の協力を得ながら、大学連携・産学官連携で共同研究を進めるための組織として、引き続き、研究に集中する機会と場所、産官学連携での共同研究を支援してゆきます。