研究

研究開発機構の渡邉正孝機構教授が、環境省・国連環境計画(UNEP)共催の「世界適応ネットワーク(Global Adaptation Network:GAN):現在と未来」セッションで総合司会を務めました!

2021年03月19日

 

第7回アジア太平洋適応ネットワーク (Asia-Pacific Adaptation Network:APAN) フォーラムの中の「世界適応ネットワーク(Global Adaptation Network:GAN):現在と未来」セッションにて、研究開発機構の渡邉 正孝機構教授がGAN議長として総合司会を務めました。

 

APANフォーラムは、2010年の第1回APANフォーラム以降、政策決定者、科学者、ドナー、若者、そして50か国以上からの代表者が集まり対話し、適応に関する科学的知見・伝統的知識等の集約や適応行動のパートナーシップ確立のために協力する場に成長しています。第7回APANフォーラムは、2021年3月8日から12日にかけて、「すべての人が気候変動に適応していくための重要な10年」というテーマでオンライン開催され、気候変動にレジリエントな開発・発展に向けた行動からの学習・教訓を共有しました。

 

GANは各地域(アジア・太平洋、中南米、北米、西アジア、アフリカ)でのネットワークを傘下に持ち、全世界の適応に関する知見の集約とUNFCCCでの政策決定への貢献を目的として活動を行っております。アメリカバイデン新政権による気候変動枠組み条約(パリ協定)への復帰により、今後の気候変動緩和・適応政策に大きな影響をもたらすことから、関係するハイレベル政策決定者を招いて、今後の気候変動の新たな方向性について議論されました。日本国環境省からは近藤地球環境審議官、アメリカホワイトハウスからは米国大統領補佐官(国内気候問題担当、元EPA長官)のジーナ・マッカーシー、UNFCCC気候適応ディレクターやUNEPエコシステム部門のディレクターが参加しました。

 

日本政府はGAN, APANに対して継続的な支援を実施してきており、今回の第7回フォーラムは日本の環境省も共催となっています。今回は初めてのオンライン開催ということもあり、中央大学研究開発機構 気候変動適応ユニット(ユニット長:志々目友博 理工学部教授)のメンバーが全面的に協力し、セッションが実現しました。

 

ぜひ、下記のビデオアーカイブもご覧ください。

 

「世界適応ネットワーク(GAN):現在と未来」セッション 

https://www.youtube.com/watch?v=cz4G3HSw2wg

第7回アジア太平洋適応ネットワーク (Asia-Pacific Adaptation Network:APAN) フォーラム  
http://www.asiapacificadapt.net/adaptationforum2020-jp/

 

ご興味のある方は下記もご覧ください。

研究開発機構 https://www.chuo-u.ac.jp/research/rdi/

研究開発機構 気候変動適応ユニット http://www.ccau.jp/