中大で研究する(研究支援)
山国荘調査団(代表:文学部教授 坂田聡)が京都市右京区京北にて古文書調査を実施
2017年11月21日
中央大学文学部教授 坂田聡(さかたさとし)を研究代表者とする「山国荘(やまぐにのしょう)調査団」は、2017年11月18日(土)〜20日(月)の三日間、京都市右京区京北(けいほく)の山国・黒田地区(このふたつの地区を合わせて「山国荘地域」といいます)の在地文書(ざいちもんじょ)という、地域の旧家や寺社等に伝来する古文書の調査を実施しました。
山国荘地域は、中世から近世、近代にいたる古文書が個々の家に連続して大量に残存している、他に類を見ない場所です。ここに、中世から近代までの日本史の専門家十数人で組織する「山国荘調査団」が入り、中世、近世、近代、それぞれの専門家の視点を活かして、どのような文書がどのような理由で保管されてきているのかを明らかにしようとしています。
在地文書の閲覧にご協力いただいた方のご自宅に近い公民館などを作業場としてお借りし、ここで在地文書の史料目録作成や写真撮影などを行っています。
在地文書を先祖代々受け継いできた皆様と調査団メンバー、多くの力によって歴史を紐解く研究が今日も行われています。
本研究はJSPS科研費 JP17H02390の助成を受けたものです。
【研究課題名】中世・近世在地文書の様式・機能の変遷と中世文書群の構造的変容に関する研究
在地文書の写真撮影の様子
江戸時代の大判地図の撮影ですが、自作の大がかりな機材を持ち込んでいます。
今回の調査団で最も若いメンバーは学部1年生です。
在地文書は、中性紙の封筒と中性紙の箱で保管しています
調査団の中心メンバーの作業の様子
ヒアリング調査の結果をまとめています。
在地文書の目録を作成中です。写真も撮りますが、オリジ
撮影機材を慎重に操作しています。
作業場所(その1)
作業場所(その2)
作業場所(その3)