山口真美教授は、安芸高田市を舞台にしたドキュメント映画「つぶやき市長と議会のオキテ」のパンフレットにコラムを執筆しました。このコラムでは、登場する議員や市民の“表情”に注目した下記のコメントしています。
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20世紀の終わりの政治家の顔は、仮面をかぶったような風貌だった。
政治家や役人のように型にはまった職業についている人は、自分の思いや感情を押し殺し、政治家や役人としての職業を演じているように見えた。
年を取った政治家の平均顔には、長年作り続けた表情から作り出された皺があり、まさしく仮面の顔のようにみえたのである。
当時学生であった私は、そんな表情の大人になることに強く恐怖したことを思い出す。
(中略)
映画の中の表情を見ると、市民の表情は生き生きしていることが印象的だ。
表情は感情をあらわすもの、やる気や意思が表情から読み取れる。
市民の表情を見れば、安芸高田市はきっと大丈夫だと思える。
そして映画の最後に少しだけ映しだされた、イベントの中で議員が見せる自然な表情に安心した。
できれば議会でも、その自然な表情のままで臨んでほしい。思考も感情も表情につられる。
仮面のままでは現状維持の厳しい意見しか出ないだろうが、自然な表情にすれば、きっと安芸高田市の未来を考えた発言が出てくるのではないだろうか。
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上映情報の詳細は、『#つぶやき市長と議会のオキテ【劇場版】』の公式サイト(下記URL)でご確認ください。
https://tsubuyaki-mayor.com/#theater