災害適応科学プラットフォーム開発プロジェクト
「災害適応科学プラットフォーム開発プロジェクト」のキックオフミーティングを開催しました。
2018年01月22日
キックオフミーティング参加者による集合写真
1月17日に、本学の研究ブランディング事業として実施する「災害適応科学プラットフォーム開発プロジェクト」のキックオフミーティングを開催しました。
「災害適応科学プラットフォーム開発プロジェクト」は、文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」に選定された事業(事業名:超スマート社会の実現に向けた沿岸都市防災プラットフォームの開発)で、災害時における避難や防護施設の脆弱性および地域活動の持続性や将来性を踏まえたまちづくり手法の提案を目標とし、沿岸防災プラットフォームの開発とそのプラットフォームを活用した避難誘導システムや都市デザイン生成ツールの開発を目的としています。
有川 太郎(研究代表者、理工学部教授)
キックオフミーティングでは、まず研究代表者である有川太郎教授より事業計画について説明があり、具体的な事業の展開イメージに関する議論や津波や高潮といった水災害に対する国内外の対策に関する情報共有が行われました。
また、本事業の核となる「沿岸防災プラットフォーム」の構築イメージについても、実際の地図上に「避難経路データベース」や「浸水データベース」等の水災害に関するデータベースはもちろん、「法律データベース」や「被災情報データベース」「人口データベース」といった情報も重ね合わせ、複数のレイヤーから成る統合プラットフォームとして構築する計画を共有するとともに、その成果をどう展開していくかという観点でも議論をおこないました。
樫山 和男
(理工学部長・理工学研究科委員長)
加藤 俊一
(研究推進支援本部長)
平野 廣和
(総合政策学部教授)
山田 正
(理工学部教授)
佐藤 尚次
(理工学部教授)
和田 光平
(経済学部教授)
本プロジェクトは、今後、水災害に対する防災・減災を軸とした都市環境学的アプローチを中心に据えつつ、法学的アプローチや経済学的アプローチ、政策学的アプローチを融合し、総合大学ならではの学際的なプロジェクトとして展開していきます。
また、本プロジェクトの紹介も兼ねて、3月27日(火)に中央大学後楽園キャンパスにおいて国際シンポジウムを開催いたしますので、ぜひご参加ください。