社会科学研究所

体制と政治文化の国際比較

3 体制と政治文化の国際比較

1984年6月発行
研究チーム「政治文化の国際比較」編集
中央大学社会科学研究所 発行

第1部 理論的諸間題-比較体制論-

比較体制論-前提的粗描- 古城 利明
比較体制論-デモクラシーの可能性- 江川 潤
ポスト社会主義 アラン・トゥレーヌ
中枢・周辺のS.タロウ・モデルと比較地域政治 佐藤 俊一

第2部 各国別政治文化の事例研究

比較政治文化論の試み=東欧と西欧の場合 宮島 直機
イギリス政治文化論概観-デファレンス論・市民文化論批判- 望月 昌吾
現代イギリス政治の展望 デレク・マサレラ
フランスにおける公共性の観念について 植野 妙実子
1980年-1982年のフランスにおけるプレスと政権 エレーヌ・コルヌヴァン
現代ドイツ<政治文化>の分析視角
-ワイマル共和国のイデオロギー状況を検討するための覚書-
有沢 秀重
ⅩⅠ 西ドイツにおける"ネオ・コーポラティズム" 星野 智
ⅩⅡ 西ドイツをめぐる南北問題 山本 啓
ⅩⅢ ロシアにおける良心の白由論の諸位相 小杉 末吉

第3部 日欧比較

ⅩⅣ 日・独・伊の第二次大戦下低抗の比較考察 家永 三郎
ⅩⅤ 官僚機構と市民-日仏比較- ギィ・L・フォール
ⅩⅥ 「作為と文化」覚書-西欧「市民」概念と三島由紀夫- 谷 喬夫
ⅩⅦ 暮末維新期における西欧文明との接触-岩倉使節団派遣に至る動きを申心に- 菅原 彬州
ⅩⅧ 産業社会の政治文化変容-戦後日本のばあい- 廣岡 守穂

第4部 国際政治レベルでの体制と政治文化

ⅩⅨ 国際政治における支配的政治文化試論 高柳 先男
ⅩⅩ 国際的能力格差の中での自立的発展
-現代の中枢部経済は、なぜ中枢部経済となり、周辺部経済にはならなかったのか-
ディーター・ゼングハース
ウーリッヒ・メンツェル
ⅩⅩⅠ 国際秩序体系と第三世界-小国の対外的態様と時・空間構造の差異- 佐藤 幸男
ⅩⅩⅡ アメリカ外交と国際環境-覚書き- 滝田 賢治