社会科学研究所

地球社会の複合的諸問題への応答の試み

12「地球社会の複合的諸問題への応答の試み」

2020年1月31日発行
本体価格 4,400円
新原道信・宮野勝・鳴子博子 編著 中央大学出版部発行

まえがき
序章 “惑星/地球/社会”の複合的諸問題への応答の試み
―なぜいま社会科学を“惑星/地球/社会”から始める必要があるのか―
新原 道信

第Ⅰ部 地球社会のジレンマに応答する“臨場・臨床の智”
―フィールドワークから―

第1章 惑星社会の諸問題を引き受け/応答する
“臨場・臨床の智”に向けて
―“惑星社会のフィールドワーク”は現代社会認識に寄与するのか―
新原 道信
第2章 「非常事態」を名付け直す
―国境地域における危機と“臨場・臨床の智” ―
鈴木 鉄忠
第3章
移動性と領域性のジレンマを超えて
―コミュニティ研究における時間・場所・身体―
阪口 穀

第Ⅱ部 相互理解と相互信頼の醸成に向けて
―意識調査研究から―

第4章 政治家に対する「信頼・不信」理由の探索
―自由回答の分析から―
宮野 勝
第5章 「ポスト真実」時代の民主主義観
―マスメディアとリベラル・デモクラシーへの信頼―
安野 智子
第6章 有権者の政策空間の変容と参加 三船 穀
第7章 日常生活におけるメディアと「信頼感」
―日本の全国調査データをもとに―
佐々木 正道

第Ⅲ部 文化・政治の新しい秩序の構築に向けて
―拒否権・憐憫の情・言語の研究から―

第8章 ルソーの『ポーランド統治論』から見たヨーロッパ政治秩序
―ポーランドとフランスの拒否権を対比して―
鳴子 博子
第9章 ピティエ・浩然の気・民主主義 廣岡 守穂
第10章 少数言語と国際法
―琉球語を素材にして―
西海 真樹
補論 「地球社会の複合的諸問題への応答」における問いについて
―「地球社会のジレンマに応答する“臨場・臨床の智”」を中心に―
天田 城介
付録1 研究活動の記録  
付録2 第27回中央大学学術シンポジウム(2018年12月8日)