社会科学研究所

【社会科学研究所】中央大学・エクス=マルセイユ大学交流40周年記念シンポジウムの内容を収録した研究叢書の刊行について

2022年04月01日

本学は、1978年にフランスのエクス=マルセイユ大学(AMU)との間に国際交流協定を締結し、今日に至るまで学生交換や研究者交流を活発におこなってきました。
この度、両大学の交流40周年を記念し、2020年度にオンラインで開催されたシンポジウムを社会科学研究所の研究叢書43として刊行しましたのでご案内します。


本書は、1冊に「和文編」・「欧文編」・「資料」を掲載する3部構成となっており、「資料」には、開催後に参加者を対象に実施したアンケート結果とその回答内容も併せて収録されています。シンポジウム当日の雰囲気を身近に感じられる1冊となっておりますので、ぜひお手に取ってご覧ください。

概要

本書は、2020年11月7日(土)に、「グローバリゼーションへの抵抗」をテーマに開催された本学とエクス・マルセイユ大学との交流40周年記念シンポジウムの記録である。
グローバリゼーションは、一方で人、物、資本、情報の国境を越えた自由な移動を促進し、その結果として私たちの生活を豊かにしてきた。同時に他方で、資本の独占的集中をもたらし、社会的・経済的不平等を拡大し、地球環境を悪化させ、特定の文化の支配的傾向を強めてきた。グローバリゼーションがはらむ問題は複雑かつ多面的であって、一括りにすることはできない。シンポジウムは、このようなグローバリゼーションへの「抵抗」に焦点をあて、「抵抗」が法と政治の諸分野においてどのように生じているか、そこにどのような課題がみいだされるかを考察するものである。(本書「序言」より抜粋)

本書の構成

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書籍情報

《タイトル》グローバリゼーションへの抵抗
      中央大学=エクス・マルセイユ大学交流40周年記念シンポジウム
《編著者》西海 真樹(※)
《発行者》中央大学出版部
《初版年月日》2022年3月25日
《ISBN》978-4-8057-1345-7

 

(※)本学法学部教授
   パリ国際大学都市日本館館長(2021年4月1日~2023年3月31日)     

 

参考

シンポジウム開催報告はこちら