社会科学研究所

公開研究会「Mega-Cities in Korea, China and Japan: Recent Development and Research Results of the Comparative Study Project」開催報告

2020年02月22日

【日 時】 2020年2月22日(土) 14:00~17:30

【場 所】 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室2

【主 催】 中央大学社会科学研究所(研究チーム「社会変動」)

 

【テーマ】

 Mega-Cities in Korea, China and Japan: Recent Development and Research Results of  the   

 Comparative Study Project

【報告者】 

 Chang, Dukjin 客員研究員

 野宮 大志郎 研究員

 

【報告要旨】

本研究会は、今期社会変動チームの集大成のひとつでもある大型国際研究プロジェクト「東アジアにおけるメガ・シティの国際比較」の中から、最近の研究動向と発見を、比較的平易中たちで社会科学研究所並びに中央大学内外の研究者に還元する意図でおこなわれた。東アジアのメガ・シティとして本プロジェクトで取り上げたのが、ソウル、上海、東京の3つである。これらの都市が所属する国は、それぞれ異なる歴史とダイナミズムを持つ。そしてその大ナイズムが、それぞれの都市の形成過程に降りかかる。他方、グローバルレベルで展開する今日の目がシティーは、それが生み出された土着性(空間性)にはその生成原理をすべて支配されることはない。むしろ、メガ・シティという社会的カテゴリーが自律的に自己生成を図るようにも見える。これら2つのまったく異なる力が、今日のメガ・シティを創り出している。それゆえ、メガ・シティーの間には、類似点と相違点が見いだせる。この異質点と類似点を作り出す根源を同定することが、このプロジェクトとの目的である。

本研究プロジェクトによる研究成果を集めた書籍が2020年度の秋に中央大学社会学研究所より出版される予定である。

 

(参加者数:25名)