社会科学研究所

公開講演会「多様化する家族 ―同性婚、ひとり親家庭、卒婚・・・―」開催報告(社会科学研究所)

2019年05月29日

2019年1月30日(水)、関戸公民館大会議室にて、下記の公開講演会を開催しました。

【日 時】 2019年1月30日(水) 18:30-20:30

【場 所】 関戸公民館大会議室
     (多摩市関戸4-72 ヴィータ・コミュータ8階)

【主 催】中央大学社会科学研究所(研究チーム「多様化する家族」)

【共 催】多摩市立TAMA女性センター

 

【テーマ・報告者】 

 テーマ:LGBTからSOGIE ~性的指向・性自認・性表現の織りなす多様な色あい~
 報告者:原ミナ汰(共生社会をつくるセクシャル・マイノリティ支援全国ネットワーク代表理事)

 テーマ:「人生案内」にみる[LGBT]の悩みの変化
 報告者:山田昌弘(研究員、中央大学文学部教授)

 テーマ:卒婚のススメ
 報告者:廣岡守穂(研究員、中央大学法学部教授)

 テーマ:LGBTとパートナーシップ
 報告者:神谷悠介(客員研究員)

 

【報告要旨】

「多様化する家族」をテーマに、原ミナ汰氏、山田昌弘研究員、神谷悠介客員研究員の三人が報告、その後、広岡守穂研究員の司会で討論を行った。
まず、原ミナ汰氏がLGBTが置かれた状況と同性カップルについて自分の体験を交えてわかりやすく説明し、つづいて山田研究員が読売新聞の身の上相談の事例からLGBTの相談事例を分析、つづいて神谷客員研究員が同性カップルの生活実態についての調査結果を紹介した。
討論では、司会の広岡研究員が卒婚を推奨する立場から、同性カップルの生活実態は異性愛カップルにとってうらやましいのではないかと問題提起して議論が進んだ。

議論は、はじめ同性カップルをめぐって行われたが、会場の若い参加者からシングルマザー家庭の問題についての質問も出た。多摩市長、市議会議長も聴講に来ていただき、参加者を交えて大変活発な議論が行われた。

(参加者数:一般市民を中心に約50名)(主催チーム記)