理工学研究所

理工学部教授 石井 靖が Jean Marie Dubois Award を受賞しました

2013年07月09日

理工学部教授(物理学科)石井 靖が、優れた準結晶研究者に与えられるJean Marie Dubois Award を受賞しました。

Jean Marie Dubois Award は2004年に設立された準結晶分野唯一の賞で、3年に1度、この分野で重要な貢献をした研究者に対して贈られます。準結晶は多くの合金系の他、高分子やナノ粒子系でも見つかり、ノーベル賞の受賞対象にもなったことで一般にも知られるようになったものの、その凝集メカニズム(なぜ準周期構造という複雑な構造で安定化するかなど)は未だ謎に包まれたままです。今回の受賞は、石井が中大に赴任されて以来続けてこられた合金系準結晶の電子的安定化機構に対する“革新的な(groundbreaking)”研究が評価されたことによるものです。授賞式は、9月にポーランド・クラクフで開催される国際会議(International Conference on Quasicrystals)において行われます。