Eventイベント
政策文化総合研究所
政策文化総合研究所公開研究会開催のお知らせ「ユーラシア諸国における政治変動と文化動態に関する比較研究」チーム
- 日程
- 2025年8月11日(月)13:00~18:00
- 場所
- 多摩キャンパス 11号館4階11410教室
- 日程
- 2025年8月11日(月)13:00~18:00
- 場所
- 多摩キャンパス 11号館4階11410教室
- 内容
「呪術と罪と近代化―インドを事例に」
【開催趣旨】
インドやタイなどの地域において、宗教は個人の内面だけに限定した現象ではなく市民の公的生活にまで影響を及ぼすものと認識されており、だからこそ宗教は社会においてどうあるべきかが司法府で議論され、宗教を規制するような法律が多く施行されることとなる。本公開研究会の母体となる科研プロジェクト「アジアにおける司法と宗教の絡み合いと法宗教学の構想」では、こうした現象を「法と宗教の絡み合い」と呼び、法学的アプローチだけではなく、宗教学的なアプローチを併用した「法宗教学」の可能性を検討している。
法と宗教の絡み合いと呼ばれる諸現象の多くは、裁判による判決やそれを規制する法律がその内実を変容させる主たる要因になるものと考えられる。他方で、法律による規制の対象、または裁判で審議の対象となったとしても、それほど法の影響力を受けていないようにみえる事例もまた見受けられる。
本年度の公開研究会においてはインドの事例に焦点を絞り、特に「呪術」と「罪」に着目してそれらにかかわる実践や概念が変容する要因を、法だけではなく在地社会の「近代化」も視野に入れることで試論的に検証したい。
【開催日】2025年8月11日(月) 13:00~18:00
【会場】中央大学多摩キャンパス 11号館4階11410教室
https://www.chuo-u.ac.jp/access/tama/
【スケジュール】
13:00~13:10 趣旨説明 田中鉄也(中京大学)
13:10~13:40 発表①井田克征(中央大学)
罪と悪霊:19世紀インドにけるフォークロア研究にもとづいて
13:40~14:00 質疑応答
14:00~14:30 発表②中野歩美(中京大学)
信仰をめぐる言説空間の複数性:インド・ラージャスターン州のジョーギーの事例から(仮)
14:30~14:50 質疑応答
14:50~15:00 休憩
15:00~15:30 発表③宮本隆史(大阪大学)
植民地インドの流刑の思想と「黒い水」の言説
15:30~15:50 質疑応答
15:50~16:20 発表④田中鉄也(中京大学)
航海の禁と罪の浄めの儀式(プラーヤシュチッタ)は法廷でいかに語られたのか:
英領インド期の二つの判例を事例に(仮)
16:20~16:40 質疑応答
16:40~17:00 休憩
17:00~18:00 全体討論
【主 催】 科研費・挑戦的萌芽
「アジアにおける司法と宗教の絡み合いと法宗教学の構想―インドとタイの比較を通じて」(研究代表者:田中鉄也)
【共 催】 中央大学政策文化総合研究所
「ユーラシア諸国における政治変動と文化動態に関する比較研究」チーム(主査:新免康)
【問い合わせ先】 井田 克征 (中央大学総合政策学部)
ida.88j★g.chuo-u.ac.jp
※★を@に変更してから送信してください。
【注意事項】
・構内でのマスクの着用については個人の判断に委ねることが基本となりますが、3密を回避できない場合はマスクの着用を推奨します。
・手洗い手指消毒などの基本的な感染防止対策にご協力ください。
- 参加費
無料
- 参加手続き
※事前申し込みは不要です。