保健体育研究所
システム生理学研究班
研究概要
生体の構造と機能を個体レベルで統合的に理解する「システム生理学」の観点から人の行動を理解しようとする研究班を2020年度に立ち上げました。運動生理学や応用生理学も踏まえつつ身体運動を科学していきます。
現在は、①フロー状態と呼ばれる没入感を伴う特異的かつ最適な集中状態に関する研究ならびに②登山やこれに関わる低酸素トレーニングなど極限下における身体機能に注目した研究に取り組んでいます。
2024年度研究計画概要
①フロー状態に関する研究
②登山時の血中酸素濃度・心拍数・乳酸値・血糖値・ケトン体値の動態把握
③低酸素トレーニングが高所登山でのパフォーマンスに与える影響
④筋肉のパンプアップ(筋使用後の筋硬化状態)とその緩和に関する研究
過年度研究活動報告
2023年度
①学会発表
村上慎吾、影山快人、槇凜太朗、中谷康司、小野弓絵 "Quantitative Evaluation of Virtual Reality-related Attention Allocation by Somatic P300 Response", 生体医工学シンポジウム2023(熊本城ホール), 2023.9.8
村上慎吾、影山快人、横凛太朗、中谷康司、小野弓絵 「VR映像の没入度を評価するために事象関連電位を用いた定量的手法」, 第101回日本生理学会大会, 2024.3.29
②論文発表
Kaito Kageyama, Rintaro Maki, Yasushi Nakatani, Yumie Ono, Shingo Murakami ,"Quantitative Evaluation of Virtual Reality-related Attention Allocation by Somatic P300 Response", Advanced Biomedical Engineering 13: 116–122, 2024. DOI:10.14326/abe.13.116 【受理・近刊】
■学会・研究会出張
【会議名】生体医工学シンポジウム2023
【主催】日本生体医工学会
【日時】2023年9月8日~9月9日
【会場】熊本城ホール(シビックホール)
【参加者】村上慎吾
【会議名】第101回日本生理学会大会
【主催】日本生理学会
【日時】2024年3月28日~3月30日
【会場】北九州国際会議場・西日本総合展示場
【参加者】中谷康司、村上慎吾、赤羽悟美
2022年度
■研究成果
①学会発表
瀧波 慧,中谷康司,小野弓絵.村上慎吾 エアロバイク運動中における 生理学的・心理学的指標を用いたフロー評価. NEURO2022(第45回日本神経科学大会), 2022.7.2
村上慎吾,影山快人,槇凜太朗,中谷康司,小野弓絵 体性感覚刺激による事象関連電位を用いたVR 映像に対する没⼊度の定量的評価手法. 生体医工学シンポジウム2022(熊本城ホール), 2022.9.10
②論文発表
特になし。
■学会・研究会出張
会議名:NEURO2022
主催:日本神経科学会・日本神経化学会・日本神経回路学会
日時:2022年6月30日~7月3日
会場:沖縄コンベンションセンター・宜野湾市立体育館(ハイブリッド開催)
参加者:中谷康司,村上慎吾,赤羽悟美
会議名:生体医工学シンポジウム2022
主催:日本生体医工学会
日時:2022年9月9日~9月10日
会場:熊本城ホール(オンライン開催)
参加者:村上慎吾
会議名:第7回低酸素セミナー
主催:日本低酸素トレーニング協会
日時:2022年11月18日
会場:オンライン開催
参加者:中谷康司
会議名:第100回日本生理学会大会
主催:日本生理学会
日時:2023年3月14日~3月16日
会場:国立京都国際会館(ハイブリッド開催)
参加者:中谷康司,村上慎吾,赤羽悟美
2021年度
■研究成果
①学会発表
大会名:生体医工学シンポジウム2021
発表者:Ryo Ogawa, Kaito Kageyama, Yasushi Nakatani, Yumie Ono, Shingo Murakami Quantitative Evaluation of VR Immersion in 2D and 3D Images Using Event-Related Potentials.
日時:2021年9月17日
開催地:富山大学(オンライン開催)
※本研究は生体医工学シンポジウム2021 ベストリサーチアワードを受賞した。
主催:日本生理学会大会
大会名:第99回日本生理学会大会
日時:2022年3月18日
発表者:影山快人、小川諒、中谷康司、小野弓絵、村上慎吾 事象関連電位を利用した VR没入度の評価手法
開催地:東北大学川内北キャンパス(ハイブリット形式)
②論文発表
発表者:Ryo Ogawa, Kaito Kageyama, Yasushi Nakatani, Yumie Ono, Shingo Murakami
題名:Event-related Potentials-based Evaluation of Attention Allocation while Watching Virtual Reality.
投稿誌:Advanced Biomedical Engineering, 11, 1-9. 2022/1 DOI:10.14326/abe.11.1
■学会出張
主催:生体医工学シンポジウム2021組織委員会
大会名:生体医工学シンポジウム2021
日時:2021年9月17日~18日
参加者:村上慎吾
会場:富山大学(オンライン開催)
主催:日本生理学会
大会名:第99回日本生理学会大会
日時:2022年3月16日~18日
参加者:中谷康司、村上慎吾、赤羽悟美
会場:東北大学(ハイブリッド開催)