保健体育研究所

アスリート・アントラージュ研究班

研究概要

スポーツ科学の複合領域性を生かして、大学生アスリートへの様々な支援の在り方について多角的に調査・研究し、制度設計や各部への還元を主眼とした研究を展開する。
当初は、大学生女性アスリートへの支援や、アカデミックサポート、デュアルキャリア等についての検証を進める。

2023年度研究計画概要

スポーツ科学の複合領域性を生かして、大学生アスリートへの様々な支援の在り方について多角的に調査・研究し、制度設計や各部への還元を主眼とした研究を展開する。
当初は、大学生女性アスリートへの支援や、アカデミックサポート、デュアルキャリア等についての検証を進める。

過年度研究活動報告

2022年度

1)きりつ名人を中心とした心拍変動による自律神経評価の過去データ検証とまとめ
(保健体育研究所紀要研究資料として投稿中)

2)アスリートの支援(特に大学年代の女性アスリート)とキャリア支援に関する調査・研究
・2023年1月〜2月 本学女子陸上競技部OGへの聞き取り調査
・大学時代運動部所属の社会人を対象としたWEB調査の実施

3)研究会・学会参加等
・2022年9月21日〜9月23日 日本体力医学会参加(オンライン開催)
・2022年11月12日〜11月13日 臨床スポーツ医学会大会(ロイトンホテル札幌)
・2021年11月19日 第6回 臨床自律神経機能Forum 「心拍の追求他」(川崎市産業振興会館)
・2023年1月〜3月 WEB調査についてのMTG(社会情報専攻協力教員オンライン含、複数回)

2021年度

1)2021年3月18日〜6月中旬女子陸上競技部、長距離部門選手と指導者に対する栄養学的視点からのレクチャー開催

2)3月18日以降、部員希望者5名に対する栄養サポート(食事調査とLINEによるアドバイス)
(12月の全国大会まで実施予定であったが、担当研究協力者の事故、入院と、その後のコロナ禍での練習中断後、研究協力者の勤務先事情により継続が不可、成果を検証に至らなかった)

3)2021年3月23日 WEB調査の方法についてのMTG(社会学専攻教員との研究MTG)

4)ウェラブルセンサーKnowsの検証(実施中)

3.研究会・学会参加等
主催:臨床自律神経機能Forum 事務局
日程:2021年8月28日他(オンライン開催:視聴後日)
テーマ:今だから心拍変動解析セミナー「呼吸と心拍変動解析」
講師:早野順一郎(名古屋大学名誉教授)

主催:日本体力医学会
日程:2021年9月17〜19日 (オンライン開催:視聴後日)

2020年度

〇競技力向上ならびにコンディショニング・サポート

・女子陸上競技部員に対する栄養サポート:食事調査とアセスメント・面談。
2020 年から活動を開始したが、実質運用に入った途端にコロナ禍のため継続不可となり、中断した。新年度より再開を駅伝監督(コーチ)と話し合い、3月18日に選手を対象として栄養のレックチャーを開催、その後、5名の希望者に対して栄養指導に入った。

・中学生年代サッカー選手のパフォーマンス分析(経年変化)CSA(サッカー部で主管する中学生年代のサッカー指導)所属中学生を対象としたフィジカル・測定を2020年10月末実施した。

※本来測定は、本来は夏期休業中を予定していたが、コロナ禍のため実施が遅れ、1年生から3年間の継続調査は実施できなかった(中学3年生受験準備期間に入り、引退)。
当初とは異なる目的にはなるが、過年度分を含むデータのまとめについて検討中。

2019年度

【学生アスリートへの栄養サポート】<2019/06/19,12/01>
運動部員へのコンディション・サポートの一環として、女子陸上競技部員を対象とした栄養指導を実施した。具体的にはスポーツ栄養、特に貧血、減  量にフォーカスした内容につてのレクチャー(第一体育館会議室実施)、及び希望者に対してその後、個別カウンセリングを実施した(メール、ライン等による遠隔指導)。
また、スプリント学会開催時に部の担当者との打ち合わせを実施し、客員研究員で管理栄養士の石原氏が次年度にかけてサポートを継続する。

【中学生サッカー選手の体力測定】<2019/09/04>
サッカー部のNPO活動であるCSA所属の中学2年生を対象に、スプリント分析(速度、接地時間左右差等)、アジリティ・テスト(視覚反応あり、なし)、間欠的持久力測定(Yo-Yoテスト)と身体組成の測定を実施し、結果を本人に還元した。同データはこの後さらに2年間のフォローアップを計画しており、中学年代でのトレーニング効果の検証として公表する。

【学会・研修会等】

・第70回日本体育学会大会(於:慶應大学日吉キャンパス)ポスター発表 <2019/09/10>
領域横断セッション「健常大学生のコンディション評価としての心拍数・心拍変動の活用」

・26th TAFISA: World Congress Tokyo 2019 (於:都市センターホテル)<2019/11/14>
スポーツ・フォア・オールの理念や身体活動を推進する国際会議で、オリンピック開催都市による“Smart cities and Sport Summit”との合同開催