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2019年11月18日

2019年11月18日開催 公開研究会開催報告 (経済政策研究部会)

2019年11月18日(月) 公開研究会を開催しました。

【日   時】   2019年11月18日(火)10:00~12:00

【場   所】   多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室1

【テーマ】 Abatement Cost Estimation of Greenhouse Gas and Particulate Matters by Environmental             Policies on Electric Power Sector in Korea

【報告者】  KIM Nak-Gyun (金 洛均)氏韓国ガス公社、経済経営研究所、主任研究員

【要 旨】

 KIM氏は、報告の前半において、韓国の電力産業用ガス(LNG)の輸入と供給を担当する韓国ガス公社の歴史を紹介したあと、温室効果ガスやPM(粒子状物質)の排出抑制にかかる韓国政府の環境政策、韓国の電力部門における電源構成や韓国の主要エネルギー政策の概要を紹介した。KIM氏によると、エネルギーにかわる国家基本計画は、エネルギー・電力・天然ガスの各部門に分かれ、韓国ガス公社はこのうちの天然ガス国家基本計画を隔年ごとに策定する役割を担っている。

報告の後半では、KIM氏が最近取り組んでいる研究として、韓国電力部門における温室効果ガス・PM削減費用の推定について、その方法論や仮定についての説明が行われた。WASP(Wien Automatic System Planning Package)モデルをベースに、削減費用を推定するためのシミュレーションを実施し、政策別の排出削減、増分費用、費用効率、単位費用についての推定結果が紹介された。最後に、本研究の推定における限界や課題について整理された。

報告後の自由討論では、韓国の環境政策やエネルギー政策、シミュレーション手法についての質疑や活発な意見交換が行われ、これらを通じて参加者は、韓国の環境・エネルギー政策全般や最近の動向について理解を深めることができた。