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2018年06月06日

2018年6月6日開催 公開研究会開催報告 (経済研究所・人文科学研究所・政策文化総合研究所)

2018年6月6日(水) 公開研究会を開催しました。

【テーマ】Chinese Foreign Policy undfer Xi Jinping:習近平政権下の通語句の外交政策

【報告者】Prof.Zhao Quansheng (趙 全勝 教授)

【日   時】 2018年6月6日(水)15:00~17:00

【場   所】 中央大学多摩キャンパス 2号館4階 研究所会議室2

【共   催】 国際経済研究部会・中国政治経済研究部会(経済研究所)

        近代中国の思想と社会(人文科学研究所)

        現代中国と世界(政策文化総合研究所)

【要 旨】

        2018年6月6日(水)、米国のアメリカン大学から、東アジア地域の国際関係、特に

     中国の政治に詳しいQuansheng Zhao(趙 全勝)教授をお招きし、英語でご講演いた

             だき、その後40分程度、フロアーからの質問に対して、丁寧に説明、回答してもらい

     ました。この分野の第一人者の講演であったことやホットなトピックであったこともあり、

             またZhao教授のお人柄も手伝って、会議室が満席近い状態になる25人の参加者を集め、

             なごやかな雰囲気の中にも熱気の溢れるアカデミックな時間と空間になりました。

                講演では、まず、前体制とも比較しながら、習近平体制の形成プロセス、構造、特徴に

    ついての説明がありました。習近平が、反腐敗運動、セーフティーネットの提供、軍の

    改革等の政治・経済改革を通じて、強力なリーダーシップを持ち、大きなパワーを握り、

    第2期目の現在、すでに強固な権力基盤を構築していることを明らかにしてくれました。

    続いて、メインテーマである中国の外交政策の話題に移りました。中国の外交政策の政策

    決定者(外交部(外務省)ではなく、党中央の外交担当グループと国務院外交担当委員が

    メインプレーヤ)や最近の動き(提案中の3つの改革(①中央国家安全委員会(NSC)

    の活用、②党中央書記処を通じての外交政策の調整、③海洋安全保障面の政策決定を監督

    する新委員会の創設))等の説明の後、今回の目玉のトピック、米中関係、日中関係、

    近隣諸国(ASEAN諸国、ロシア、インド)と中国の関係、そして朝鮮半島(北朝鮮、韓国)

    と中国の関係、台湾と中国の関係の最新の動向、情報について紹介してくれました。

           講演が終了した後、Q&Aの時間に移り、外交政策分野を中心に5つの質問がフロアーから

     出され、Zhao教授は、それら1つ1つの質問に対して、具体的に回答してくれました。

           今回の講演会は、トランプと金正恩の米朝首脳会談が行われる1週間前という絶妙なタイミ

           ングで開催されましたので、米朝と中国の関係や情勢を強く意識した密度の濃い2時間に

           なりました。非常に忙しい中、中央大学に立ち寄り、タイムリーなトピックについての最新

           の研究成果を披露してくださったZhao教授のご厚意に感謝申し上げます。