Eventイベント

人文科学研究所

人文科学研究所公開研究会開催のお知らせ(「南北アメリカの歴史、社会、文化」チーム)

日程
2025年7月5日(土) 15:00~17:00
場所
茗荷谷キャンパス 3階3E06教室 及びオンライン会議システム(Webex)によるハイブリッド形式
日程
2025年7月5日(土) 15:00~17:00
場所
茗荷谷キャンパス 3階3E06教室 及びオンライン会議システム(Webex)によるハイブリッド形式
内容

報告者1  菅(七戸) 美弥 氏(東京学芸大学教授)

 

テーマ1  包括的な移民・移住の歴史叙述とその先にあるもの―『南北戦争を戦った日本人幕末の環太平洋移民史』をめぐって―

 

要 旨1  報告者が2023年に出版した『南北戦争を戦った日本人 幕末の環太平洋移民史』(筑摩書房)は、南北戦争中の北軍に、二人の日本生まれの兵士がいたという事実から出発し、その人物とは誰であるかを探求しつつも、日本から海外へ、これまで思われていたよりも多くの移動が南北戦争の時代にみられたことを明らかにしたものである。その時代に移動した/せざるを得なかったのは、漂流者・密航者・使節団員・使用人・留学生であるが、彼らの間には時として接触・遭遇・回避がみられたのだった。本報告は、環太平洋の日本人移住の歴史を包括的に叙述する意味、地道な一次史料の実証作業の苦しみや楽しみ、そしてみえてきた水平線の先について発表する。

 

 

報告者2  遠藤 泰生 氏(東京大学名誉教授・関西国際大学客員教授)

 

テーマ2  幕末と南北戦争の環太平洋史―グローバルな視点から

 

要 旨2  19世紀半ば、環太平洋地域は激動の時代を迎えた。欧米列強、とりわけ太平洋への影響力を強めるアメリカ合衆国との接触を契機に、日本は従来の政治・社会体制の根本的な転換を迫られ、内戦を経て新たな国家の形成へと進んだ。一方、アメリカ合衆国自体も南北戦争という国家の存立を揺るがす大規模な内戦に直面していた。本報告では、こうした変革の時代における環太平洋世界を、グローバルな視野から検討する。


【参加方法】
参加を希望される方は、本フォームに必要事項を記載の上、参加申込をお願いします。
申込フォーム

申込締切日はありません。
オンライン参加の方には、開催前日の7月4日に Webex のアクセス情報をメールでお送りします。
※ご入力いただいた個人情報は、研究会以外の目的では使用いたしません。

 

【注意事項】

<オンライン参加の注意事項>
・参加には アプリのダウンロードが必要になります。

・レクチャー中の録音・録画はお控えください。

・オンライン会議のお問合せは当研究チーム責任者までお願いします。
 事務室では対応いたしかねますのでご了承ください。

<対面参加の注意事項>

・構内でのマスクの着用については個人の判断に委ねることが基本となりますが、

   3密を回避できない場合はマスクの着用を推奨します。

・手洗い手指消毒などの基本的な感染防止対策にご協力ください。                                                      

参加費

無料

企画実施名義

主催:人文研チーム「南北アメリカの歴史、社会、文化」チーム(責任者:小田 悠生 研究員)