Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所公開研究会開催のお知らせ(「ピグマリオン神話の表象」チーム)
- 日程
- 2025年4月5日(土)13:00~19:00
- 場所
- 調布文化会館たづくり1102号室
- 日程
- 2025年4月5日(土)13:00~19:00
- 場所
- 調布文化会館たづくり1102号室
- 内容
報告者 末廣 幹 客員研究員(専修大学文学部教授)
テーマ シェイクスピアの『冬物語』におけるピュグマリオーン神話の援用と偶像崇拝的要素
要 旨 ウィリアム・シェイクスピアのロマンス劇『冬物語』の第5幕第3場では、死んだとされていたシチリアの王妃ハーマイオニーが実は死んでいなかったと明かされ再登場するという演出が行われるのではなく、彼女の彫像が、国王リオンティーズら〈舞台上の観客〉の「信じる心」が呼び覚まされることで人間へと変容するという演出がなされている。ここには明らかにピュグマリオーン神話の援用が見られる。しかし、ハーマイオニーの彫像が信仰の対象となることで、プロテスタント国家イングランドでは忌み嫌われていたカトリックの偶像崇拝の誹りも免れ得ない。これらの観点を踏まえた上で、第5幕第3場の再解釈を試みたい。
【参加方法】
参加をご希望される方は、4月4日(金)までに、以下のGoogleフォームよりお申込みください。
申込フォーム
※ご入力いただいた個人情報は、研究会以外の目的では使用いたしません。【注意事項】
・会場でのマスクの着用については個人の判断に委ねることが基本となりますが、3密を回避できない場合はマスクの着用を推奨します。
・手洗い手指消毒などの基本的な感染防止対策にご協力ください。
- 参加費
無料
- 企画実施名義
主催:人文研チーム「ピグマリオン神話の表象」(責任者:ピーター ソーントン)