Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ(「アフロ・ユーラシア大陸における都市と国家の歴史 」チーム)
- 日程
- 2023年3月21日(火)13:00~18:30
- 場所
- オンライン会議システム(Webex)
- 日程
- 2023年3月21日(火)13:00~18:30
- 場所
- オンライン会議システム(Webex)
- 内容
「日本の都城と東アジア」
【開催趣旨】
東アジア都城をめぐる近年の研究の進展は、日本列島における国家形成史についても新たな眺望をもたらしています。本研究会は、最新の研究成果にもとづき、「日本」という国家とその都城の形成を、東アジアの歴史の中で改めて位置づけし直そうとする試みです。
本研究会では、東アジア考古学・東アジア比較文学・朝鮮文献史学・中国文献史学を専門とする4名の研究者が集い、日本の都城と東アジアとの関連を、さまざまな角度から論じてみたいと思います。
【研究会構成】
13:00-13:10 趣旨説明 妹尾 達彦 研究員(中央大学文学部教授)13:10-14:20
講 師 : 網 伸也 氏(近畿大学教授)
テーマ : 「日本における古代王宮の変遷ー宗教空間とのかかわりからー」
使用言語 : 日本語
要 旨 : 日本都城の歴史を、考古学の立場から系統的に論じる。まず、小墾田宮を中心とする飛鳥に政治的拠点が形成され、前期難波宮と飛鳥浄御原宮を経て、藤原宮と平城京で条坊制の都城が誕生する経緯を整理する。次に、桓武天皇による長岡京と平安京の建造によって、都城史に新たな展開がもたらされることを明らかにする。14:20-15:30
講 師 : 郭雪妮 氏(陝西師範大学教授)
テーマ : 「狩野山雪『長恨歌図』における長安の図像」
使用言語 : 日本語
要 旨 : 狩野山雪(1590-1651)が17世紀前半に描いた「長恨歌図」は、白居易の「長恨歌」にもとづく著名な絵画である。本報告は、郭雪妮著『従長安到日本-都城空間与文学考古』(北京:社会科学出版社、2020年)での分析をふまえ、「長恨歌図」に描かれた唐長安の図像の特色を探ることで、日本における長安像の変遷を視覚的に究明する。15:30-15:40休憩
15:40-16:50
講 師 : 井上 直樹 氏(京都府立大学教授)
テーマ : 「新羅王都における宗廟と寺院-恵恭王代の宗廟改編と奉恩寺—」
使用言語 : 日本語
要 旨 : 従来の新羅史研究では、新羅都城の宗廟と寺院を有機的に関連させて分析する視角に乏しく、新羅史の総合的な把握の上で問題が残されていた。本報告では、新羅における宗廟の祭祀と、特定の新羅の王を奉祀するために造営された寺院との密接な関係を明らかにすることで、新羅の都城史研究に新たな観点を導入する。16:50-18:00
講 師 : 妹尾 達彦 研究員
テーマ : 「8世紀前半の長安と洛陽-韋述『両京新記』編纂の歴史背景-」
使用言語 : 日本語
要 旨 : 唐の長安と洛陽を研究する上で、最も重要な同時代史料である韋述(?-757)著『両京新記』の文献学的研究は、新史料の発見によって、近年、新たな段階を迎えている。本報告は、『両京新記』における武周時代(690-705)の描き方を手がかりに、『両京新記』の編纂意図と、 当時の東アジアにおける『両京新記』のもつ歴史的特色を探る。18:00-18:30 総合討論
【参加方法】
参加をご希望される方は、以下のフォームよりお申込みください。
参加申込フォーム
【参加申込締切日】:2023年3月20日(月)23:55
※URLを開く際、ブラウザはGoogleフォーム chromeをご使用ください。
※ご入力いただいた個人情報は, オンライン公開研究会以外の目的では使用しません。
※以下のGoogleフォームの記入に支障が生じる場合は, 下記のアドレスに直接お申し込みください。
changluo0809★gmail.com
※★を@に変更してから送信してください。【注意事項】
・スマホ、タブレットでの参加にはWebexアプリのダウンロードが必要になります。
・レクチャー中の録音・録画はお控えください。
- 参加費
無料
- 企画実施名義
主催:人文研チーム「アフロ・ユーラシア大陸における都市と国家の歴史」