Eventイベント
人文科学研究所
人文科学研究所主催公開研究会開催のお知らせ(「18・19世紀英国の女性詩人」チーム)
- 日程
- 2019年11月2日(土)10:30~12:30
- 場所
- 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室3
- 日程
- 2019年11月2日(土)10:30~12:30
- 場所
- 多摩キャンパス 2号館4階研究所会議室3
- 内容
講 師: 木谷 厳 客員研究員 (帝京大学准教授)
テーマ: 「Maryの「選択」―― P. B. Shelley研究における “The Choice” の位置づけ」
要 旨:
Percy Bysshe Shelleyの急逝から1年後の1823年、Mary Shelleyは亡夫への思いを “The Choice” という150行余りの詩のなかで綴っている。この詩はMary Shelley研究の文脈で論じられることはあるものの、Percy Shelley研究のなかではほぼ等閑視されてきた。冷たい月のメタファーでも知られるとおり、Maryは晩年のPercyに冷淡な態度を取り続けたと言われているが、この哀悼の詩行を精読すると、それ自体がPercy Shelleyの詩的スタイルへのオマージュになっていることがわかる。こうした事実を辿りながらMaryがPercyに抱いていた複雑な心情を読み解くことを通じて、Percy Shelley研究においてこの詩が果たす役割について考えたい。
- 企画実施名義
人文科学研究所研究会チーム「18・19世紀英国の女性詩人」