研究

本学文学部・山口真美教授らの研究論文がNeuroImage誌においてダウンロード数トップになりました

2020年01月31日

中央大学文学部・山口真美(やまぐちまさみ)教授と東京理科大学・愛媛県立医療技術大学・東京大学大学院新領域創成科学研究科・日本女子大学・生理学研究所の共同研究チームの論文 "A longitudinal study of infant view-invariant face processing during the first 3-8 months of life, NeuroImage 186(2019) 817-824"がNeuroImage誌において2019年の年間ダウンロード数トップとなりました。

論文概要

中央大学文学部・山口真美教授と東京理科大学・愛媛県立医療技術大学・東京大学大学院新領域創成科学研究科・日本女子大学・生理学研究所の共同研究チームは、赤ちゃんが横顔を顔として見る力は、正面向きの顔を見る力よりも遅く、しかし、より急峻に発達することを報告しました。

これまでにも、赤ちゃんが横顔を見る力が生後8か月ごろ獲得されることは中央大学と生理学研究所のチームから報告してきましたが、新たに本研究では、14人の赤ちゃんを生後3か月から8か月まで毎月1回ずつ計測するという縦断的研究を行うことで、正面顔と横顔とでは顔を見る力の発達の仕方が違うことを明らかにしました。さらに、赤ちゃんの顔を見る力には個人差があること、その一方で、生後8か月に向けて個人差が小さくなってくることも示されました。

顔を見る力は、ヒトの社会性を支える重要な能力の一つです。赤ちゃんの顔を見る力を理解することは、ヒトの社会性がどのように育まれていくかを理解するうえで役に立つと考えられます。

NeuroImage誌

プレスリリース

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