Eventイベント

研究

ノーベル化学賞受賞記念 中央大学特別講演会「発見の軌跡― 最初のMOFから柔軟性の誕生、そして未来まで」

日程
2026年9月10日(木)15:30~17:00
場所
後楽園キャンパス 5号館5534室
日程
2026年9月10日(木)15:30~17:00
場所
後楽園キャンパス 5号館5534室
講演者

北川 進 先生(2025年ノーベル化学賞受賞者)京都大学副学長・理事・特別教授

内容

 2025年ノーベル化学賞受賞者であられる 北川進 先生は、Metal–Organic Frameworks(MOF、別名 PCP: Porous Coordination Polymers)分野を世界に先駆けて切り拓き、その学術領域そのものを創出した世界的研究者です。現在、PCP/MOFは世界中で爆発的に研究が進展しており、報告されている構造は10万種を超えるともいわれ、21世紀を代表する材料科学分野の一つへと発展しています。その源流を築いたのが北川先生の先駆的研究です。

 北川先生は、1997年にPCP/MOFが活性炭やゼオライトとは本質的に異なる全く新しいガス吸蔵材料であることを、世界で初めて実験的に実証しました。これは、「気体を分子レベルで自在に取り込み、選択し、利用する」という新しい材料科学の扉を開く歴史的成果であり、その後の化学・材料科学・エネルギー科学に極めて大きな影響を与えました。さらに北川先生は、「結晶は硬く不変である」という従来の常識を覆し、気体吸蔵などの外部刺激に応答して構造変化を示す「ソフト多孔性錯体(柔軟性PCP/MOF)」の概念を初期段階から提唱しました。この“呼吸する結晶”とも称される革新的概念は、静的な結晶観を根本から変革し、現在のソフトマテリアル科学・多孔性材料科学の発展に決定的役割を果たしています。PCP/MOFは現在、二酸化炭素など温室効果ガスの回収・分離、水素やメタンの貯蔵、触媒、環境浄化、砂漠大気からの水回収、医療、センシングなど極めて広範な分野への応用が期待される次世代材料として、世界的に注目されています。北川先生の研究は、単なる新物質の発見に留まらず、新しい学問領域と世界的研究潮流そのものを創出した点において、現代化学における歴史的業績として高く評価されています。

 本講演では、「発見の軌跡―最初のMOFから柔軟性の誕生、そして未来まで」と題し、PCP/MOF研究の誕生秘話、世界的研究潮流を切り拓いてきた研究活動、さらには未来を担う若い世代へのメッセージについて、ご自身の経験を交えながらご講演いただきます。世界的発見がどのように生まれたのか、その発想と挑戦の軌跡を直接うかがうことのできる、大変貴重な機会です。

対象者

中央大学関係者、附属校生、招待者

定員

500名

参加費

無料(事前申込制)

参加手続き

事前の参加登録が必要です。詳細はポスターをご確認ください。

企画実施名義

主催:中央大学

共催:基幹理工学部・理工学研究所

ノーベル化学賞受賞記念中央大学特別講演会_20260910

PCから参加登録にすすむ場合は以下のURLよりアクセスしてください。

学 生: 登録期間 7月16日~7月30日
Google Form【学生版】

教職員: 登録期間 7月16日~8月6日
Google Form【教職員版】