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2018年10月15日

公開研究会「Qualitative Sociology」開催報告(社会科学研究所)

2018年10月11日(木)、中央大学多摩キャンパスにて、下記の公開研究会を開催しました。

【日 時】 2018年10月11日(木)13:30~16:10

【場 所】 中央大学多摩キャンパス2号館4階 研究所会議室1

【主 催】 中央大学社会科学研究所 研究チーム「社会変動」(幹事:野宮 大志郎)

 Krzysztof T. Konecki 教授(中央)

【テーマ】

Qualitative Sociology

【報告者】

Krzysztof T. Konecki 教授(University of Lodz, Poland)

【報告要旨】

 コネツキ教授は、Theories, Paradigms, and Research と題した講演にて、社会学における質的手法について、その核となる思考方式、今日の質的研究の概要、そして将来への展望について持論を展開された。コネツキ教授によると、質的手法の核心は、変化のプロセスを介錯的に理解するということにある。質的手法は量的手法と対立するわけではないかが、プロセスの把握という課題に対しては非常に有効に働く、というものである。この議論は、質的手法を支持する従来の議論から大きく隔たるものもではない。しかし、そのプロセス理解の際に、観察する現象の統合的に把握に役立つ「統一的性質」を理解することとする主張は、新しいものである。参加人数は少なかったものの、講演後、コネツキ教授の主張を巡って活発な議論がなされ、充実した意見交換の機会を持つことができた。(主催チーム記)