理工学部物理学科

1.物理学科における教育上の目的

理工学部の教育研究上の目的に加えて、物理学的素養と応用力を習得することで多様な自然現象を支配する普遍的な原理を見抜き、未知のものに対しても論理的に取り組むことができる、探究心あふれた人材を育成することを本学科における教育上の目的とします。

2.物理学科における卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

  1. (1)物理学科において養成する人材像
    多様な自然現象を支配する普遍的な原理を見抜き、未知のものに対しても論理的に取り組むことができる、探求心にあふれた人材を養成します。
  2. (2)物理学科を卒業するために身に付けるべき資質・能力
    理工学部を卒業するために身に付けるべき資質・能力に加え、以下の専門性を獲得しているものとします。

    (A) 現代物理学の基礎知識
    多様な物理現象を支配する物理学上の普遍的な基本原理を理解している。またそれらの基本原理を物理現象の解明に応用することができる。

    (B) 科学的に誠実な姿勢
    データの扱いや成果報告において科学的に誠実な姿勢を身につけている。適切にデータを扱う知識と技術を習得し、恣意性の入らない客観的な分析と報告を行うことができる。得られた結果を多方面から検討し、信頼性の高い結論に到達できる力を身につけている。

    (C) 論理的考察力
    多様な現象を解明し、物事を解決に導くための客観的で論理的な考察力を身につけている。さらに、それを広く一般の科学的、社会的諸問題に応用する力を身につけている。

    (D) 探求心
    未知・未解明の問題に挑戦する姿勢を身につけている。即座に解答の出ない問題に対しても取り組み続ける探求心を身につけている。

    (E) 柔軟な発想力
    独自性と創造性にあふれる発想力を身につけている。既存の発想にとらわれることなく柔軟に問題に取り組むことができる。

    (F) コミュニケーション能力
    自分の考えを客観的かつ正確に他者に伝えることができ、同時に他者の考えを冷静に分析し理解できる力を身につけている。議論と意見交換を通じ、より建設的な結論へと到達できるコミュニケーション能力を身につけている。

3.物理学科における教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

本学科では、自然現象に対する客観的な観察力と論理的洞察力を身につけ、幅広い分野で社会に貢献する人材を育成します。そのため、細分化された分野における知識の集積よりも、幅広い領域で通用する論理的思考力の育成に重きをおき、以下のようにカリキュラム(教育課程)を編成し、これを実施します。

①入学直後の早い段階から多様な広がりをもつ現代物理学を俯瞰し、目的意識を持って学習に臨めるために導入科目を設置します。

②物理学の体系化された基礎的概念を身につけるために、力学、物理数学、電磁気学、量子力学、統計力学などの基幹科目において、演習と一体化した講義科目を設置します。

③物理学の理解や記述に欠かせない数学力を身につけるために、線形代数や解析学などの数学関連科目を充実させます。

④観察を通じて物理現象に誠実に向き合い、データの客観的かつ論理的な取り扱いにより自然を解き明かすための能力を養うため、実験科目を設置します。

⑤現代物理学の諸問題を解くために必須であり、社会の様々な場面でも必要とされる計算機を使いこなす人材を育成するために、計算機関連の講義や実習を充実させます。

⑥物理学を習得することで社会にどのように貢献できるかを見通すことができるように、物理学と社会の関わりを学べる科目を設置します。

⑦自由な発想と論理的考察により物理学における未知の問題に取り組む訓練の場として、卒業研究を必修科目として設置します。