応用化学科・専攻よくいただくご質問

応用化学と化学の違いはなんですか?

化学の歴史を振り返ってみると、実は応用化学から基礎化学が発展してきました。一例としては、古くは染料化学(応用化学)として試行錯誤されていた中から、有機合成化学(基礎化学)が作り上げられました。すなわち、具体的な目標を持って物質を創製したり、性質を調べたりするのが応用化学であり、それらの知識や技術を体系化するのが化学といえるでしょう。もっとも現代では、応用化学も基礎化学を基本として展開されていますので、応用化学科のカリキュラムでも、物理化学、無機化学、有機化学といった基礎化学科目もしっかり身につけられるように工夫されています。

資格を取ることはできますか?

卒業に必要な単位をすべて取得するとともに、教育実習をはじめとする教職科目を履修することで教育職員免許状を取得することができます。なお応用化学科で認定できる免許状の種類(教科)は中学1種(理科)、高校1種(理科、工業(2018年度入学生まで取得可))となっています。

大学院進学はどのくらいの割合ですか?

おおよそ半数に近い学生が大学院へ進学しています。またその進学率は増加傾向にあります。なお3年次までの成績が優秀な学生については推薦入学制度を利用して進学することができます。

女子はどのくらいの割合ですか?

3割弱程度の学生が在籍しています。

実験はどの程度ありますか?

基礎的な実験として、1年次には「物理実験」、2年次には「化学実験」をそれぞれ週1回(半年)ずつ実習します。また3年次には専門的な実験科目として週2回の「応用化学実験」を実習します。4年次には「卒業研究」としての実験に取り組むことになります。 物理実験では水素スペクトルの観測やオシロスコープの使い方など、化学実験では金属イオンの定性分析法を使った未知試料の分析、ガスクロマトグラフィーによるお酒の分析などに取り組みます。応用化学実験ではX線を使った結晶構造の解析、有機分子の合成、化学反応における物質やエネルギーの移動の解析、分子の量子化学計算などに取り組みます。卒業研究については次のQを参照して下さい。またより詳しい履修内容についてはシラバスを参照して下さい。

卒業研究はありますか?

3年次までの基礎科目をしっかり履修した上で、全員に取り組んでもらいます。14ある研究室のいずれかに所属し、それぞれの専門分野における新しい事実や法則の発見と技術の修得を目指して、1年間かけて研究に取り組みます。より詳しい履修内容についてはシラバスを参照して下さい。

入学後物理や数学は必要となりますか?

化学でも物理や数学の基礎的な知識は必要です。物理や数学の知識が多ければ多いほど、チャレンジできる分野の間口が広がり、また、深く探求することができます。実際、入学後に物理、数学の科目もあります。しかし、たとえ高校で物理や数学を選択していなかったとしても、心配はしなくても大丈夫です。物理を選択しなかった学生向けのクラスや、数学の補習クラス、学習支援センターの制度がありますので、基礎的なところから学ぶことができます。ただし、一つだけアドバイスをすれば、物理や数学を選択しなかった方は、入学が決まったら高校の物理や数学の教科書に目を通して、どんなことが理解できていないかを自分で確認することが大切です。

英語は必要ですか?

英語は大変重要です。4年次に「卒業研究」に取り組むようになると、最先端の英文の論文を読みながら研究を行うことになります。よい研究成果が得られたなら、国際会議で英語発表を行ったり、英語で論文を発表することにもなります。また、卒業後に国際的に活躍できる人材として社会で羽ばたくためには、英語は欠かせないものとなっています。しかし、現在活躍している先輩たち皆が、入学時から英語が得意であったわけではありません。もし英語が不得意であっても、入学時から努力すれば、大学4年間でかなり上達できます。本学理工学部では英会話クラス、種々のLL施設や教材などが用意されています。また全員がTOEIC試験を受験して実践的な英語のスキルを向上できるようにしているほか、専門科目でも化学英語に触れる機会をなるべく多く作っています。英語の上達は皆さんの意欲と心がけ次第で可能です。