理工学部

理工学×英語教育×アントレプレナーシップ教育

理工学部は①理工学の確固たる知識と教養を持ち、②高度な英語運用能力と③新たな価値を創造する精神(アントレプレナーシップ)とを兼ね備えた人材の育成に取り組んでいます(以下、概念図と詳細)

概念図

①理工学の確固たる知識と教養  「知識と応用力」

各学科のカリキュラムを掲載しています。

②高度な英語運用能力の開発 ~英語6年一貫教育へ~ 「交渉力」

2022年度入学生からは、学部1年次から段階を踏んで英語力を強化するためのカリキュラムと仕掛けを実践していきます。

学部1年次・2年次

「英語表現演習1~4」、「英語講読演習1~4」 <必修科目>

グローバルに活躍できる高度理工系人材の育成を目指した科目群を展開します。
英語科目の中で、コミュニケーションスキル、リーディングスキル、ライティングスキルの基礎固めを行うとともに、1年次には国際的・社会的・文化的トピック、2年次には一般科学トピックを授業で主に取り扱い、学生の知的好奇心を喚起します。

「英語表現演習1~4(S)」、「英語講読演習1~4(S)」 <選択必修科目>

TOEICスコアに基づいた習熟度別クラス編成の英語特別クラスを開講します。
Sクラスでは、TOEICの受検対策を視野にいれながら英語コミュニケーションスキルの向上を目指します。
また、授業内外の機会で、理工系人材にとっての英語の重要性について、学生へのオリエンテーションを行います。

「留学準備講座」<選択科目>

短期・長期の留学を目指す学生を主に対象とし、留学への応募方法、留学要件となる英語検定試験対策、留学先での授業参加までを幅広く見据えた留学準備をサポートする授業を行います。

学部3年次・4年次  ※2024年度入学生より開講

スタンダード・コース:「英語コミュニケーション1」、「英語コミュニケーション2」、「中級英語試験講座1」、「中級英語試験講座2」<選択科目>
アドバンスト・コース:「アカデミック・コミュニケーション」、「アカデミック・R&W」、「上級英語試験講座」<選択科目>

英語運用能力や志向に合わせたスタンダード・コースとアドバンスト・コースの科目群を開講します。

  1. スタンダード・コース→TOEIC600点以上の獲得を目指しながら、コミュニケーション力を強化するコース
  2. アドバンスト・コース→TOEIC600点以上獲得者を想定し、将来のキャリアで英語を使う可能性のある学生、または大学院に進学して国際会議等での活躍を目指す学生をサポートするコース

→それぞれのコースでのコース目的達成とともに、

  1. スタンダード・コース→TOEIC600点以上(高度な専門性を持つ理工系人材として英語が不得手とは判断されない水準)を目指します
  2. アドバンスト・コース→TOEIC900点以上(高度な専門性に加え高度な英語力を有していると判断される水準)を目指します

修士1年次・2年次(大学院)

「英語学術ライティング」、「英語学術プレゼンテーション」 <選択科目>

理工系論文の書き方や学会発表の仕方を学びます。また、そのサポートとして、外部機関を利用した英語個別相談や英文校正を導入します。加えて、大学院レベルでの学術活動において必要とされる英語運用能力について、学生へのオリエンテーションを行います。

全学年

TOEIC受検(受検料無料)による英語学習サイクルの確立

TOEIC IPテストを無料で受検することができます。

学部1・2年次は、3月頃に実施するオンライン型のTOEIC IPテストの受検を必須とし、2年次の一部科目(英語表現演習3・4)でクラス分けを行います。

また、全学年とも、秋頃に実施する集合型のTOEIC IPテストを受検することができます。集合型のTOEIC IPテストは本学理工学研究科の学内推薦・学内選考入試の出願条件としても使用できます(オンライン型は使用不可)。

これにより学生は、自身の学習到達度を測定できるとともに、その後の英語学習に役立てることができ、効果的な英語学習サイクルを確立することができます。
英語教員は、TOEICスコアの分析と結果に基づいた英語教育の改善・強化を行い、学生指導に充てます。

③新たな価値を創造する精神(アントレプレナーシップ) 「挑戦力」

変化を続ける現代の社会情勢において、自ら社会の課題を発見し、新たな価値を生み出していくアントレプレナーシップの醸成が強く求められています。
理工学部では、理工学の専門知識と英語運用能力の伸長に加え、最新の国際情勢やビジネスプラン作成の基礎を学び、留学を通じて多種多様な価値観や異文化を理解する等グローバルな視点を養うよう様々な取り組みを実践していきます。

世界の潮流に乗り遅れるな!
~グローバルを舞台に活躍する高度理工系人材の輩出へ~
中央大学理工学部 特任教授 藤井 真也

学部1年次・2年次 (目安)

「グローバルアントレプレナーシップ入門」 <選択科目>
~アントレプレナーシップ「基礎」~

全学生を対象に1年次(入学時)、オリエンテーション(導入編)を実施します。
科目「グローバルアントレプレナーシップ入門」で起業家精神と世界の動向を学びます。また、短期留学科目「グローバルスタディーズ」及び「グローバルインターンシップ」の一部の渡航先をグローバルアントレプレナーシップに資する内容として新設及び改編、オンラインも含めて充実させ、多様性や異文化理解と海外ビジネス体験の場を提供します。

学部3年次・4年次(目安)

「グローバルアントレプレナーシップ演習」 ※<選択科目> ~アントレプレナーシップ「応用」~

全学生を対象に3年次(就職活動前)、オリエンテーション(応用編)を実施します。
科目「グローバルアントレプレナーシップ演習」で国際理解を深堀するとともにビジネスプラン作成やピッチコンテスト(世界に通じるプレゼンテーションなど)の演習を行います。また長期留学を促し、海外で専門知識を習得するとともに異文化コミュニケーション能力の伸長を図ります。
※「グローバルアントレプレナーシップ演習」の配当年次は1~4年次です。

学部4年次~修士2年次(目安)

~アントレプレナーシップ「発展」~

設置したグローバルイノベーション拠点で、学生が国内外のグローバル人材と積極的に交わり研鑽を積み、国際頭脳循環を興すグローバルエコシステムを構築します。具体的には、①短期間集中型起業家育成プログラム、②ビジネスモデル再構築・戦略的パートナー候補の発掘、③大企業・投資家などに向けたピッチコンテスト、④海外スタートアップ等との協業、⑤留学生と国内外企業とのマッチング等を行います。

※ダイバーシティへの対応(留学生サポート)

①~③に加えた「国際頭脳循環」のための施策として、「中央大学ダイバーシティ宣言」に則り、本学の理工学部・研究科で学ぶ留学生が、言語によって学びの機会が損なわれることがないような環境を整えるためのサポートを行います。特に、大学院の博士前期課程においては「英語で実施する科目」と「英語のみで修了できる(主・副)専攻」の増加を目指します。このため、前述の英語個別相談については、大学院生の研究サポートに加え、教員の英語での科目実施の準備にも活用します。

履修者の声

2019年度都市環境学科入学 羽物 裕人(180KB)
履修科目:「グローバルアントレプレナーシップ入門」(旧科目名:「グローバル人材論Ⅰ」、「アントレプレナーシップ」)、「グローバルアントレプレナーシップ演習」(旧科目名:「グローバル人材論Ⅱ」)