情報工学科・専攻
学科詳細
情報工学科の特色
教授連携のチーム教育
画像・映像コンテンツ演習をはじめとする多様な演習科目やプロジェクト科目が選択的に履修できます。教授どうしが連携するチーム教育のもとで、近未来の情報環境の全方位視点を備えた現代的ソフトウェア技術者の素地を育てます。
世界標準を日本語で学ぶ
世界で活躍する現役の研究者による独自の視点を付加した本格的な研究体験を通じて、専門知識を社会実装すると同時に新しいビジネス価値を効果的に創造していける人材へと成長するための、専門教育科目群を高度系統的に編成したカリキュラムです。
理文融合の広範な人脈
後楽園キャンパスは交通アクセスがよいため、競技プログラミングやハッカソン、大企 業のインターンシップや就職活動も無理なく学業と両立できます。法曹界から経済産業界まで広域に根を張る人脈を背景に、大学生活を将来のキャリア形成へと自然につなげられます。都内で活躍中の卒業生リクルーターによる支援も受けることができます。
情報工学科の研究領域
情報工学科の専門性に関する研究領域を「数理情報学」、「社会情報学」、「映像情報学」、および、「知能情報学・生命情報学」の4領域に分類し、これらを支える「情報工学基礎」を加えた5領域で専門科目および自由科目を構成します。
映像情報領域
映像情報領域では3次元シーンを計算機上に構築し、その情報から壮麗で有用な映像を生成することを扱います。また、形状のデジタル化やデータ処理、3次元シーンの可視化などの技術を発展させること、そして新たな応用先を開拓することを目指します。映画やゲームだけでなく製品設計や医療分野にも応用される研究領域です。コンピュータグラフィックス(CG)・バーチャルリアリティ(VR) の基礎知識を講義で学び、さらに画像・映像コンテンツ演習シリーズで実践的な技術を身につけます。
社会情報領域
レジにできる行列の長さ、スーパーの在庫管理、感染症の広がり方といった日常生活や企業活動を含む社会現象の挙動を数理的に捉え、それらを適切に予測、活用し、実社会へ応用する研究領域です。講義では諸問題を通して、実現象の性質を的確に表現する数理モデリングの技術、またその挙動の解析を可能とする数学的知見を学びます。数理的な考え方を基にして、機械学習や最適化の手法を活用して解を見いだす能力を身につけ、実社会に役立つ戦略や解決方法を提案することを目指します。
数理情報領域
計算機で扱う様々な計算問題の数理構造を明らかにし、効率的なアルゴリズムの開発を専門的に行います。それまで解けなかった問題を解けるようにする、処理できなかった大規模なデータを高速処理できるようにするなど、情報工学の未踏分野を開拓する研究領域です。既存技術を単に使うだけではなく、講義を通して身につけた数学や情報工学の基礎を応用することによって、近未来の新たな情報技術の創出に挑みます。
知能情報領域
機械の一種である電子計算機上で知的なプログラムを研究開発する総合的な科学と技術の領域です。人の知性を模倣し増力し支援する機械を構成するための基盤となる専門知識と技巧を身につけたうえで、エキスパートシステム、音声認識、画像認識、感性処理、機械学習、ゲーム、自然言語処理、情報検索、推論、探索、知識表現、データマイニング、ニューラルネット、ヒューマンインターフェース、プランニング、マルチエージェント、ロボットなどを自力で臨機応変に実装できるようになることを目指します。