物理学科・専攻

2023年度から卒業研究Iと卒業研究IIの成績評価にルーブリック評価基準を採用することにしました。

2022年12月07日

2023年度から卒業研究Iと卒業研究IIの成績評価にルーブリック評価基準を採用することにしました。

詳細については以下をご覧ください。

 

物理学科: 卒業研究I ルーブリック評価基準

 

A判定(S判定:2022年度以降入学生)

卒業研究にほぼ毎回参加し、理論的あるいは実験的研究とその成果発表を質・量ともに高い水準で行っている。たとえば卒研セミナーでの発表ではテキストや論文の内容を的確に把握し、問題点を整理して説明することができる。また、計算結果や実験計画・実験成果を整理し、明確に研究進捗を報告し問題解決の提案をすることができる。他の学生の発表に対して積極的に質問し、問題点を明らかにすることができる。他の活動(研究室(院生)セミナー、研究会、学会などへの参加を含む)にも自主的・積極的に取り組んでいる。さらに、先輩の院生から学ぼうとする姿勢がよくみえる。全体を通じて卓越した研究活動であり、他の学生の模範となる。

 

B判定(A判定:2022年度以降入学生)

卒業研究の欠席は限定的であり、研究とその成果発表を指導教員の指示以上の水準で行っている。たとえば卒研セミナーでの発表ではテキストや論文の内容を把握し、問題点を整理して説明することができる。また、計算結果や実験計画・実験成果を整理し、研究進捗を報告することができる。多少誤った理解をしたり不正確な報告をすることもあるが、指摘すれば直ちに修正することができる。他の活動にも、ある程度自主的・積極的に取り組んでいる。全体を通じて良好な研究活動であり、他の学生に対してこの程度は行ってほしいという基準になる。

 

C判定(B判定:2022年度以降入学生)

卒業研究に概ね参加し、研究とその成果発表を指導教員の指示と同等かそれ以上の水準で行っている。たとえば卒研セミナーでの発表ではテキストや論文を読んでいるが、限られた要点しか把握していない。また、計算結果や実験計画・実験成果について整理しているがその範囲が限られ、研究進捗の報告が不十分である。発表や報告で誤った認識をしても、十分な議論を通してなんとか修正できる。他の活動に自主的に参加することはなく、指示内容を大きく超えるものではない。

 

D判定(C判定:2022年度以降入学生)

卒業研究に概ね参加し、研究とその成果発表を指導教員の指示を概ね守って行っている。たとえば卒研セミナーでの発表や研究報告では準備が不十分で、要点をなかなか把握できず、誤った認識をなかなか修正できない。また、他の活動に参加することはなく、指示された範囲を超えるものではない。

 

E判定

卒業研究の欠席が多く、欠席理由も判然としない。たとえば卒研セミナーでの発表や研究報告では準備をほとんどせず、要点をまったく把握しておらず、説明されてもなかなか理解できない。全体を通じて低調あるいは誤りが多く、このまま卒業研究II に進んでも、合格する見込みが低い。

 

 

物理学科: 卒業研究II ルーブリック評価基準

 

A判定(S判定:2022年度以降入学生)

卒業研究にほぼ毎回参加し、理論的あるいは実験的研究とその成果発表を質・量ともに高い水準で行っている。たとえば卒研セミナーでの発表ではテキストや論文の内容を的確に把握し、問題点を整理して説明することができる。また、計算結果や実験計画・実験成果を整理し、明確に研究進捗を報告し問題解決の提案をすることができる。他の学生の発表に対して積極的に質問し、問題点を明らかにすることができる。他の活動(研究室(院生)セミナー、研究会、学会などへの参加を含む)にも自主的・積極的に取り組んでいる。さらに、先輩の院生から学ぼうとする姿勢がよくみえる。全体を通じて卓越した研究活動であり、他の学生の模範となる。

 

B判定(A判定:2022年度以降入学生)

卒業研究の欠席は限定的であり、研究とその成果発表を指導教員の指示以上の水準で行っている。たとえば卒研セミナーでの発表ではテキストや論文の内容を把握し、問題点を整理して説明することができる。また、計算結果や実験計画・実験成果を整理し、研究進捗を報告することができる。多少誤った理解をしたり不正確な報告をすることもあるが、指摘すれば直ちに修正することができる。他の活動にも、ある程度自主的・積極的に取り組んでいる。全体を通じて良好な研究活動であり、他の学生に対してこの程度は行ってほしいという基準になる。

 

C判定(B判定:2022年度以降入学生)

卒業研究に概ね参加し、研究とその成果発表を指導教員の指示と同等かそれ以上の水準で行っている。たとえば卒研セミナーでの発表ではテキストや論文を読んでいるが、限られた要点しか把握していない。また、計算結果や実験計画・実験成果について整理しているがその範囲が限られ、研究進捗の報告が不十分である。発表や報告で誤った認識をしても、十分な議論を通してなんとか修正できる。他の活動に自主的に参加することはなく、指示内容を大きく超えるものではない。

 

D判定(C判定:2022年度以降入学生)

卒業研究に概ね参加し、研究とその成果発表を指導教員の指示を概ね守って行っている。たとえば卒研セミナーでの発表や研究報告では準備が不十分で、要点をなかなか把握できず、誤った認識をなかなか修正できない。また、他の活動に参加することはなく、指示された範囲を超えるものではない。

 

E判定

卒業研究の欠席が多く、欠席理由も判然としない。たとえば卒研セミナーでの発表や研究報告では準備をほとんどせず、要点をまったく把握しておらず、説明されてもなかなか理解できない。全体を通じて低調あるいは誤りが多く、合格水準に達していない。