情報工学科・専攻

理工学研究科(2024年度情報工学専攻修了)吉田圭志さんがスケジューリング学会賞奨励賞を受賞

理工学研究科(2024年度情報工学専攻修了)の 吉田圭志 さん(アルゴリズム工学研究室)が、2024年9月17日、18日に福岡工業大学で開催された「スケジューリング・シンポジウム2024」において、『チームオリエンテーリング問題に対するヒューリスティック解のクラスタリング』という論文名で、情報工学科教授 今堀慎治と共著し、「2025年度スケジューリング学会奨励賞」を受賞しました。

 

奨励賞は、当該学会において研究発表を行った若手研究者のうち、若手スケジューリング研究者の模範となる優秀な発表に贈られる賞です。

本研究は、NP困難なチームオリエンテーリング問題に対し、反復局所探索法を用いて多数の良質解を生成し、さらにそれらをクラスタリングすることで解空間の構造を分析したもので、従来は最良解のみに注目しがちであった中で、多様な解の特徴をクラスタリングにより抽出・可視化するアプローチは独創性が高く、旅行ルート提案など現実応用にも直結することができ、将来のメタヒューリスティック設計や実社会サービスへの展開可能性も高く、奨励賞にふさわしい研究であることが認められ、この度、選定されました。