情報工学科・専攻
フランス国鉄視察団が「2024年パリオリンピック」をテーマに、理工学部教授 田口東を訪問 「東京五輪の記事」世界へ配信
2019年07月22日

去る7月19日(金)フランス国鉄視察団が、2024年パリオリンピックの交通問題に関する意見交換のために、理工学部教授(情報工学科) 田口東 を訪問しました。
週開けて、7月22日(月)、フランス通信社から、田口教授が別途、取材協力した「東京五輪の交通渋滞に関する記事」が配信されました。
【AFP】Fearing Olympic chaos, Tokyo tells workers: stay home
【YAHOO!NEWS】Fearing Olympic chaos, Tokyo tells workers: stay home
【CNA sport】Fearing Olympic chaos, Tokyo tells workers to stay home
田口教授の研究は「首都圏における通勤時の満員電車問題」にはじまり、2020年東京オリンピック開催時の鉄道利用者の増加が通勤ラッシュ時と重なったケースの試算をしています。この試算結果は東京五輪の運営を進める上で重要な数値として各所で使われています。
田口教授は、情報工学科の研究領域である「オペレーションズ・リサーチの知見」および「移動に関するデータ解析」を活かして研究を進めており、過剰な混雑を緩和するためにはどのような回避策があるかについても提言しています。
パリ地域圏の通勤列車を運営するSNCF TRANSILIEN(SNCFトランシリアン)視察団一行は、オリンピック・パラリンピックの為の鉄道と交通の準備をテーマに、7月16~19日来日しました。パリは、東京の次2024年にオリンピック・パラリンピックを開催します。SNCFはパリ通勤電車の事業者として、大会期間中の交通の準備の最前線に立ちます。
SNCFは、大会中の交通需要の予測と管理について、田口教授と次の内容について意見交換しました。

国内外で研究成果が注目される田口教授の講義は、来たる8月3日(土)中央大学オープンキャンパス(後楽園キャンパス)模擬授業にて、聞くことができます。
「情報工学ミステリー「時間依存交通流のなぞ」ーさぁどうする!?東京オリンピックの交通問題を、数理の視点で考えますー」
というテーマにて、1時間の講演です。
田口教授の研究にご興味をお持ちの方は、以下のリンク先もご参照ください。
関連リンク
- 東京オリンピックの交通混雑対策はどうなっているか(鉄道ジャーナル,2019年6月号)
- 五輪中ラッシュ「トリプル」予想 夕方退社×観戦行く客×帰る客(東京新聞,2019年3月3日付)
- 東京五輪期間ヤバいのは有楽町線・京葉線 りんかい線、ゆりかもめも渋滞地獄(プレジデントオンライン,2018年10月2日付)
- Officials Fear Olympic-sized Rush Hour(NHK WORLD - JAPAN,2018年7月26日付)
- 東京五輪まで2年。通勤の“混雑率200%”緩和へのカギは「テレワーク」(FNN.jp PRIME online,2018年7月24日付)
- 東京五輪は通勤混雑緩和の好機(日本経済新聞,2018年7月16日付)
- 東京五輪で鉄道混乱…駅から人があふれる恐れ(YOMIURI ONLINE,2018年7月1日付)
- 東京五輪、電車立ち往生「大混乱」の試算 競技集中日に(朝日新聞デジタル,2018年6月1日付)
- 2020 Olympics could paralyse Tokyo's famed subway, study warns(【AFP通信】The Daily Mail紙,2018年5月8日付)
- 「東京2020」その日、電車は止まり駅では大混乱が起きる…専門家が警鐘(FNN.jp PRIME online,2018年5月2日付)
- 東京五輪、朝ラッシュ時に鉄道止まる恐れ 中大教授試算(朝日新聞デジタル,2018年5月1日付)
- “鉄道大混雑”を緩和せよ 2020東京大会への対策は(NHK『MIRAIMAGAGINE』,2018年4月12日付)
- 東京大改造2020 東京から始まるモビリティー革命、世界を先導する 溢れる人をITで賢く分散させる(日経 xTECH,2018年2月12日付)
- 東京五輪の混乱回避へ、通勤地獄に新たな処方箋ーテレワークで(Bloomberg,2017年7月24日付)